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4ヵ国語を勉強するブログ

留学経験なし、独学で英検1級,TOEIC980点,TOEIC SW170/200を達成。「言語は楽しく学ぶべき」という方針の元、最大の効率で結果を出せる勉強方法をブログに投稿しています。中国語やドイツ語など、英語以外の言語も勉強中。

語彙力を鍛えると、世界の見え方が変わる!

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いきなり難しいこと聞きますが、

人間って、何をもとに周りの世界を認識していると思いますか?

視覚、聴覚、あるいは"常識"など、この質問には複数の答えがあると思います。

しかし、ぼくは"どのくらい言葉を知っているのか"、つまり"語彙力"が、人間が周りの世界を見るときのいちばん大きな要素ではないかと思うんです。

つい最近、『語彙力こそが教養である』という本を読みました。

語彙力こそが教養である (角川新書)

語彙力こそが教養である (角川新書)

 

多くのテレビ番組などへの出演でもおなじみの齋藤孝氏の新刊です。

この本は「語彙」というひとつのトピックを、そもそも語彙とは何かという考察から始まり、日本人の語彙力事情、また語彙力の具体的なトレーニング方法まで掘り下げて書かれた名著でした。

このようにさまざまな角度から語彙について切り込んだ本だったのですが、ずばりこの本におけるいちばん大きな主張は、

語彙が豊かになれば、見える世界が変わる!

ということだなと感じたんです。

これは、ぼくが最近考えていたこととピンポイントにかぶることでした。

 

世界の"色"が増える!

「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」ということ。人生そのものが楽しくなるということです。

思考は、頭の中で言葉を駆使して行われます。つまり、何かについてじっくり考えて意見を持つためには、先にたくさんの言葉をインプットすることが必要不可欠です。英語が苦手な人は、英語で深く思考することはできないでしょう。それと同じように、乏しい語彙力では、それをとおした狭い世界しか見ることができません。

 たとえば今ぼくの目の前に紙が1枚あります。これは何かと聞かれたら、ぼくにとっては紛れもない、ただの「紙」です。

しかし、人によってはこれを「コピー用紙」と答えるでしょう。「印刷用紙」と答える人もいるかもしれません。

ぼくは紙についてはほとんど知識がないんですが、ググってみると、世の中にはいろいろな紙があるようです。インディアペーパー、ノーカーボン原紙、クリーンカーボンペーパー、キャストコート紙・・・。

ところが、これらの紙、どれを目の前に置かれても、ぼくはそれを「紙」だと認識するだけで、細かい違いはわかりません。"わかろうとする"ことすらないんです。 紙それぞれに厚さの違いがあったり、形が違ったり、そういうことは目で見て確かにわかってはいるんですが、ぼくにとってはどれもすべてただの「紙」。

これはなぜか?それは単純にそれぞれの紙の名前を知らないからなんです。

これがもし、ぼくがいろいろな紙の名前を覚えたとしたらどうなるでしょうか。

いろいろな紙の名前を覚えることで、そもそも世の中には多くの種類の紙が存在していたんだな、という風にまず認識が変わり、その日から紙の見え方が変わってきてしまうでしょう。

より多くの語彙を身につけることは、手持ちの絵の具が増えるようなものです。8色の絵の具で描かれた絵画と、200色の絵の具で描かれた絵画。どちらの絵が色彩豊かで美しいか?いわずもがな、200色のほうでしょう。語彙力を身につけることは、いままで8色でしか表現できなかった世界が、200色で表現できるようになるということなのです。

とにかく、人間は頭の中にある言葉を使って、世の中を認識しているんです。

なので、言葉の数が増えれば、当然世の中をより多くの"色"で認識できるようになりますし、また、言葉を話す際も、幅広い表現を駆使して話すことができるようになるんです。

 

語彙力を増やすトレーニング

『語彙力こそが教養である』には、本の半分以上のページを割いて、語彙力を増やすトレーニング方法について、インプットとアウトプット面に分けて詳しく解説されています。

ぼくが齋藤孝氏のファンになったきっかけは、岩波新書から出ている『読書力』という本で、読書についてとんでもない深さで考察された名著でしたが、

読書力 (岩波新書)

読書力 (岩波新書)

 

そんな『読書力』を書いた齋藤孝氏らしい、読書を中心とした語彙インプットの仕方や、また、ネットやテレビを使った語彙増強方法まで書かれていました。

具体的な方法としては、「オウム返し」する方法が紹介されていましたが、これはすごく有効なトレーニング法だと思いました。

 使い慣れていない言葉を使うのは、不安なものです。

(略)

どう読めばいいのか確信が持てないと、なるべく会話に出したくない。どうしても会話の流れで口にしなければならないときは、口の中でごにょごにょ言ってごまかしてしまう。「定着しない」スパイラルに入っていくのです。しかも、そういう単語に限って何回調べても忘れてしまうんですよね。

これらの「怪しい」単語に出会ったら、まずは先輩や上司などの先人をまねするのがベストです。会話の中でなじみのない単語が出てきたら、とにかくオウム返し。インプットした瞬間、アウトプットまで同時に済ませてしまうのです。

ぼくは現在、通訳スクールに通いながら勉強しています。スクールでは大量の専門用語を覚えさせられます。「政府予算案」「利益確定売り」「個人消費支出」など、まったく馴染みのなかった単語なので、最初は正しく発音することも怪しいんですが、何回も繰り返して唱えていくうちに、不思議とスラスラと言えるようになり、体に馴染むようになるんです。

語彙力を増やしていく方法は、このように「怪しい単語」、つまり自分にとっていままでまったく馴染みがなかったような言葉に出会ったら、それを自分の口で真似してみるのが一番です。

具体的な方法としては、ニュースを聞いているときに、馴染みのない言葉をフレーズごと繰り返すのがかなり効果があります。


経団連会長 社会保障制度の改革など政府へ要望(17/01/01)

「経団連は、春闘に向けた経営側の方針に、賃上げだけでは消費を喚起できないとして・・・」

これをそっくり繰り返すことで、「経団連」「春闘」「喚起」などの、普段の会話でほとんど口にしないような語彙を体に染み込ませることができます。

これをやってみると、普段ニュースで聞いて意味がわかる言葉でも、口で繰り返すのは難しいことがわかると思います。

しかし、それはその語彙が本当の意味で自分のものになっていないということ。何回も口に出して繰り返すことで"自分の語彙"になり、その分どんどん"世界の色"も増えていくんです。

ある分野の用語を新しくインプットすれば、それをとおして今まで知らなかった世の中を理解できるようになります。「IT用語」「経営用語」「心理学用語」「音楽用語」など、興味がある分野からトライしてみてください。知らなかった新しい世界が見えてくるはずです。

 

まとめ

というわけで今回は「語彙力を鍛えると、見える世界が変わってきてしまう」という話でした。

語彙力を増やすkとで、今まで見えていなかった世界が見えるようになり、話すときもより幅広い表現を駆使して喋ることができるようになります。

大事なのは、今までまったく興味のなかったような分野の言葉を口に出してみることです。世界が広がり、新たな発見もでき、人生がより色彩豊かなものになっていくはずです。

語彙力こそが教養である (角川新書)

語彙力こそが教養である (角川新書)

 

 

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