ベトナム語のおすすめ参考書・テキストと勉強法をまとめてみた
ベトナムを訪れる旅行者数は年々増加しています。
日本からの旅行者も増えていて、ベトナムは観光地としても認知されるようになってきました。
そんな中で、ベトナム語に関心を持つ人も増えているように感じます。
ただ、やはりマイナーな言語というだけあって、情報が少なく、
どうやって勉強したらいいのかわからない
という人も多いのではないでしょうか。
今回は、ベトナム語初心者を対象に、
ベトナム語の勉強方法とおすすめテキスト
を紹介していこうと思います。
おすすめメインテキスト
ベトナム語の勉強を始めようと思ったら、まず、発音、文法、会話テキストが載っているオールインワンの参考書をメインテキストとして1冊用意しましょう。
以下におすすめを3冊紹介するので、この中から1冊選んでください。
ベトナム語が面白いほど身につく本
CD付 ベトナム語が面白いほど身につく本 (語学・入門の入門シリーズ)
- 作者: 石井良佳
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: 単行本
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レイアウトが非常に見やすく、そして比較的コンパクトサイズの本にも関わらず、中身はしっかりとしているので、多くの学習者の支持を集めているテキストです。
記事の後半の勉強方法のところでも詳しく説明しますが、ベトナム語学習において最も大切なのは発音です。
この『ベトナム語が面白いほど身につく本』では、発音がめちゃくちゃわかりやすく説明されているので、非常におすすめなんです。
文法の説明も読みやすいですし、会話テキストも充実しています。
ベトナム語 レッスン初級
ベトナム語レッスン初級〈1〉 (マルチリンガルライブラリー)
- 作者: 五味政信
- 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
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『ベトナム語 レッスン初級』も非常に売れているテキストです。
ひとつ前に紹介した『ベトナム語が面白いほど身につく本』に比べると載っている文法事項や語彙も多いので、どちらかというとしっかりと本格的に勉強を進めていきたいという人はこちらを選びましょう。
内容は濃いめですが、文法事項の説明がとにかくわかりやすくて丁寧です。
市販のベトナム語参考書の中で、最も詳しく文法を説明している本と言ってもいいくらいですね。
日常会話レベルを一段階越えて、日常会話+アルファのレベルを目指したい人はこれを使うのがベストです。
ちなみに、この本は『初級(1)』と『初級(2)』の2冊が出ています。
2冊で基礎事項が網羅されるようになっているので、これを使う人は必ず2冊をそろえて取り組みましょう。
ベトナム語レッスン初級〈2〉 (マルチリンガルライブラリー)
- 作者: 五味政信
- 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
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ゼロから話せるベトナム語 会話中心
日常会話レベルのベトナム語をまずはとにかく習得したいと思っている人には、『ゼロから話せるベトナム語』がおすすめです。
この本は、とにかく多くの会話表現を学ぶことによってベトナム語を習得するというコンセプトでできています。
会話表現が多く載っていはいるんですが、
「つべこべ言わず丸暗記しろ!」
という感じではありません。
それぞれの表現にはしっかりと説明が載っています。
また、本の中盤~後半にかけては、発音と文法の説明もわかりやすくまとめられています。
勉強方法・学習のコツ
まずは発音から!
ベトナム語学習において、最も重要なのは発音です。
まず、ベトナム語には"声調"があるのを覚えておかなければいけません。
この"声調"とは、音の上がり下がりのことで、イントネーションだと思ってもらえれば大丈夫です。
日本語では、イントネーションが違っていても、ちょっと変だなと思うくらいで、意味がわからないということはありませんよね。
しかし、ベトナム語では、声調によって意味を区別しているので、イントネーションを間違えてしまうと伝わりません。
上で紹介した3冊のメインテキストでは、どれも発音がしっかりと練習できるようになっているので、勉強をはじめたばかりの時は特に、発音の練習に時間を割くようにしてください。
勉強をはじめた最初の2週間は発音だけをやる、という勉強方法でも良いでしょう。
そのくらい発音は重要なんです。
テキストを声に出して読む
ベトナム語で大事なのは何よりも発音だと言いました。
正しい音で発話できるのかにすべてがかかっています。
なので、勉強も音読を中心にすべきです。
この記事で紹介したテキストにはどれもCDがついているので、その音声を聞きながら、とにかく音をマネしてみましょう。
ベトナム語には、英語のように語形変化がありません。
なので、単語を覚えたら、あとはその単語をどうやって並べたらいいのか、を覚えていくことになります。
変化が複雑なヨーロッパ系の言語などと比べるとこれはかなり楽だと言えます。
何が言いたいのかというと、発音さえ突破すればあとは楽だということです。
CDをマネしてとにかく何度も口に出して、体に音とリズムを染み込ませていってしまいましょう。
単語は?
単語暗記についてですが、学習を始めたばかりの段階では、とりあえずはメインテキストに載っている基本単語をマスターするのを目標に勉強していくのがいいと思います。
しかし、学習が進んでくると、
「もっと多くのベトナム語単語を知りたい!」
と思ってくることでしょう。
そういう段階になったら、単語集を使って単語暗記を進めていくのがおすすめです。
これには『実用ベトナム語単語集』を使いましょう。
ベトナム語において頻繁に使用される約1860語が掲載されています。
載っている単語の数は多いんですが、観光、ファッション、スポーツ、アウトドア、日常生活など、ジャンルに分かれて単語がまとめられているので非常に覚えやすいです。
まとめ
というわけで今回はベトナム語のおすすめ参考書と勉強方法についてまとめてみました。
繰り返しになりますが、とにかく大事なのは発音です。
毎日、何度も音読すればだんだんと口がベトナム語の音に慣れていくので、最初は難しく感じられても、根気よく続けていってください。
ではまた!