中国語学習に向いている人はどんな人?成功しやすい3つのパターン。
中国語は人によって向き・不向きがはっきりしているなと感じます。
向いている人はガッチリハマって一気に伸びていくんですが、向いていない人はすぐに挫折してしまったり、続けていたとしても伸び悩んでしまうんです。
今回は、
中国語学習に向いている人・学習が成功しやすい人の特徴
を3つのポイントに絞って書いていこうと思います。
中国語を勉強してみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください!
①漢字が好きである
中国語で使われる文字はすべて漢字です。
「そんなんわかってるわ!」
というツッコミが飛んできそうですが、実はこれは重要なポイントなんです。
私たち日本人は母語である日本語で漢字に慣れ親しんではいますが、いざすべてまるごと漢字の文章を目の前にすると、かなり圧倒されます。
「うわ、マジで全部漢字だ・・・」
中国語学習を通じて一度はこのような当たり前すぎる一言をつぶやいてしまうでしょう笑。
中国語はとにかく漢字。漢字漢字。ひたすら漢字。ずっと漢字です。
なので、漢字が嫌いな人や苦手な人は絶対に続きません!
小学校や中学校のときに練習ノートに大量に漢字を書かされたと思いますが、あれが嫌いで嫌いで仕方がなかったという人は、ずばり言って中国語学習には向いていないです。
しかし、逆に漢字が好きだという人は中国語学習がかなり成功しやすいと言えます。
というか天国です。ヘブンです。
漢字が好きな人にとっては中国語学習はもはやそれ自体が悦楽なんです。
中国語としての漢字の知識が付いていくと同時に、それが日本語ネイティブとしてすでに持っている漢字の知識とも対比されていきます。深い漢字ワールドにどんどん入っていけるというわけです。
②地味で細かい作業が得意
漢字を使っているという点で日本語と共通点を持っている中国語。文法についても他の言語と比べると日本語ネイティブは親しみやすいと言えます。
しかし、ひとつ非常に大きな違いがあります。
それは音の種類です。
中国語は音の種類がとにかく多いんです。
たとえば日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、中国語はそらですべて書き出すのは無理というくらい多いです。なんせ30個以上もあるので(!?)
中国語学習では、これらの多彩な音を正確に使い分けながら、ひとつひとつの漢字にそれらを当てはめていくという作業に耐えなければいけません。
しかも、英単語とは違い、中国語の単語は多くの場合2音節です。
要するに、ほとんどの単語が二字熟語だということです。これが暗記を遅くします。
ぼく自身複数の外国語を勉強していますが、中国語の単語は間違いなく覚えにくさランキングナンバーワンですね。
しかも、一般的に使われる中国語の90パーセント以上をカバーするには、約5000単語を覚えなければいけないと言われています。
5000単語ですよ。ヤバくないですか。
日本語でも新しく5000個の二字熟語を覚えろと言われたらほとんどの人が挫折するでしょう。
中国語学習では、このチマチマとした暗記を地道にコツコツ続けなければいけません。
「そんなのどの外国語でも一緒だろ」と言われたらその通りなんですが、中国語は特にその傾向が強いんです。
チマチマとした地味な作業を毎日毎日続けられるのかどうか
そういう資質が必要とされるなと思いますね。
③中国や台湾(の文化)に興味がある
中国や台湾など、中国語が話されている国の文化や人に興味がある人は中国語学習が成功しやすいです。
語学学習で最も重要なのはモチベーションです。
「台湾が好きだ!」
「中国の文化をもっと知りたい」
そういう気持ちはモチベーションを大きく上げてくれます。
近年、中国語学習市場が拡大していますが、これはビジネス上の理由がほとんどでしょう。
要するに、「中国語ができれば年収が増える(かも)」ということです。
ぼくは別にこれを否定したいわけではありませんが、中国や台湾の文化や人に対する興味にはモチベーションとして勝てないのではないかと思っています。
別の例を挙げるなら「できると年収が上がるから」という理由で簿記を勉強する人と、会計に興味がある人、どちらの方が勉強に向いているか・・・という話です。当然後者ですよね。
また、真剣に外国語を勉強していると、どこかで必ずその外国語の背後にある文化について考えさせられる場面に遭遇します。
時には文化の違いに悩まされることもあるかもしれませんが、もしもその外国語の背後にある文化に興味を持っているなら、その違いですら楽しめるでしょう。
ちょっとわかりにくくなってしまいましたね。
たとえば公共の場所で、日本においてマナー違反だとされている行為をしている中国人旅行客を見たらどう思いますか?
「うるさい中国人」
などとひとくくりにしておしまい、という人がほとんどなのではないでしょうか。
こういう場面を目にして、
「どうしてこうなってしまったんだろう」
「文化の違いなのだろうか」
「どういう風に違うのだろうか」
「にしても中国語って綺麗だな」
など、興味・関心を持つ人は中国語学習に向いています。
見た目が似ているからこそ中身も似ていると思い込みがちな中国人・台湾人ですが、真剣に中国語を勉強し、その過程で文化にも深く触れていくと、驚くほど違いがあることに気付きます。
文化や人に興味があると、それが楽しくてどんどん中国語も勉強するようになります。
そうなったら中国語の実力はうなぎのぼりです。
まとめ
というわけで今回は「中国語学習に向いている人3つのパターン」でした。
これらのうちのひとつでも当てはまる人は、かなり中国語学習に向いているのではないかと思います。
ちなみに全くのゼロから中国語を始めたい人向けの勉強法は下記にまとめたので興味のある方はぜひ。宣伝でした。
⇒中国語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書と勉強法をまとめてみた
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