英語学習におけるモチベーションを上げるための3つの具体的な方法
いきなりずばり言いますが、英語学習において一番大切な要素はモチベーションです。
あなたが英語ができるようになるのかどうか、これは実はすべてモチベーションによって決まっているのです。
モチベーションは、英語の勉強を進めていくための燃料。
これが切れてしまったら学習のやる気が起きないので、当然英語力は伸びていかないわけです。
しかし、モチベーションを高いところで維持するのが難しいことはみなさんご存知の通り。高い時期があったとしても、ふとしたきっかけで下がっていってしまいがちです。
今回は、英語力を上げるために不可欠なモチベーションについて考えていくことにします。
勉強を"やらされて"いないか
モチベーションがどうしても上がらないという人にいちばんよくあるパターンは、勉強を"やらされている"場合です。
だれにやらされているかは様々です。
たとえば、会社から「TOEIC700点を取らないと昇給できないぞ」と言われて勉強している場合。これは完全に自分の意思で勉強しているとはいえません。
これはわかりやすい例ですが、本人でも気付きにくい例として、「よくわからない何かにやらされている」という可能性があります。
これはどういうことかというと、
- 英語がペラペラな人はかっこいい
- 英語ができるとモテる
- これからの未来を担う世代は英語くらいできて当たり前だ
というような、別に誰が言ったわけでもないんですが、日本を覆っている"何か"です。
テレビの英会話教室のCMで、イケメン俳優が英語をペラペラしゃべっていた。かっこいい・・・よし、英語だ!
一応言っておきますが、このような動機を否定しているのではありません。
ただ、このような"何か"に"やらされて"英語を勉強し出しても、最初はいいかもしれませんが、モチベーションはすぐに下がってしまうでしょう。
なので、まず考えることは、
自分が本当に心から、自主的にやりたいと思って英語を勉強しているのか?
というのを確認することです。
正直な話、心からやりたいと思っていない場合は、モチベーションを伸ばす方法はありません。
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"目標"がモチベーションを作る!
ただ何となく英語ができるようになりたいからという理由だけで勉強をはじめると、たいてい長続きしません。
ここで大切なのは目標、つまりゴールを設定することです。
- 字幕なしでニュースが聞けるようになりたい
- アメリカで生活するために、日常会話で不自由ない英会話力をつけたい
- ハリウッド俳優になりたい
なんでもいいんですが、勉強を進めていった上での着地点が普段からイメージできると、当然いまはそれができないわけですから、目標とするレベルといまのレベルのギャップによってモチベーションが生まれます。
注意点としては、先ほども書いたとおり、それが自分のやりたいことであること。
また、よく英語学習方法を書いた本などを読んでいると、達成期限を設定せよと書いてあるんですが、ゴールを達成する期限は絶対に設定してはいけません。
というのも、期限を設定すると、勉強が進んでいくにつれてそれが期限内に終わりそうにもないと感じるとつらくなってモチベーションが下がるからです。
それに、ゴールを達成した状態というのは、自分にとって未知の領域なので、達成した状態がどういうものなのか、それにどのくらいの努力を必要とするのかが想像できるわけがなく、適切な期限を設定できるわけがないんです。
また、ゴールは最初はそこまでクリアじゃなくてもOKです。
はっきりとしたゴールの方がイメージがしやすいのでいいんですが、英語の勉強をはじめたばかりの段階では、クリアな目標を設定するのは難しいでしょう。なので、最初は漠然と決めても大丈夫です。
勉強が進んでいくと、だんだんと着地点が見えてきたり、自分の生活との関わりの中で英語をどう位置づけしていきたいのかがだんだんと見えてきます。
具体的方法①:生の英語に触れてみる
ゴールをしっかりと見据えればモチベーションは上がるのですが、そうは言っても、それを維持するのは難しく、時には下がってしまうこともあるでしょう。
ここまでちょっと抽象的な話が続いてしまったので、ここからは具体的に、モチベーションが下がったらどうしたらいいのかということを3つほど紹介していきたいと思います。
まず、「生の英語に触れてみる」ということです。
これについては先日のエントリーでも具体的に紹介しました。
容赦のない"生の英語"に触れることは、目標に対するリアリティを増幅させる上で役立ちます。
CNNを理解できるようになりたい人はCNNを見て、日常会話ができるようになりたい人はネイティブと思い切って話してみることで、目標に対してもう一度リアリティを感じてください。
具体的方法②:教材を変える
「いろいろな教材に手を出してすべて中途半端になってしまう人は多い。教材は絞って、それを徹底的にやるべきだ」
という人がいます。これは確かに一理あると思います。
ただ、いろいろな教材に手を出して中途半端になることは成功しないパターンとしてよくありますが、だからといってひとつの教材に絞って徹底的にやる必要もないと思うのです。
教材に飽きてモチベーションが下がったら、教材を一新しちゃって大丈夫です。
教材を消化していくうちに、当然英語力は上がっていきます。英語力が上がっていくと、それに伴って、その時の自分にとって最大効率である教材も変わっていくんです。
なので、ある程度真剣に取り組んだ上であれば、教材を変えるのは全然アリだとぼくは思っています。
ぼく自身の経験から言うと、教材はポンポン変えてますが、その都度その都度の最大効率を考えて教材を選んでいたので、むしろ英語力は上がりました。
「ひとつの教材を徹底的にやるべきだ」というのは、完璧主義になりすぎて自滅しがちな日本人にありがちなパターンのひとつと言えるでしょう。
ちなみに、NHK語学講座で勉強している場合、教材が毎月変わるので、同じクオリティのまま、新しい参考書、新しい参考書、と変えていくことが可能になるのでモチベーションという面で考えるとおすすめです。
(おすすめのNHKラジオ講座についてまとめた記事はこちらから)
具体的方法③:褒める
ネガティブ思考の人にありがちなんですが、自分のできない面ばかりに目を向けて、成長したときはたまたまだと思う人がいます。
これではモチベーションが上がるわけがありません。
やるべきことは全く逆で、ちょっとでも、本当にちょっとでもですよ、成長した時は激烈に自分を褒めましょう。
そして、うまくいかなかった時は忘れましょうw
このマインドを持っているだけで英語の学習が楽しくなり、モチベーションを高いレベルで維持できるようになります。
誰か他の人に褒めてもらうのも大事です。これは環境に左右されてしまうので全員におすすめできる処方箋にはならないんですが。
英会話学校に言っている人はその先生、英語学習の仲間が(リアルでもネットでもどっちてもOK)いる場合は仲間に褒めてもらうと効果的です。
ちなみに、誰も褒めてくれる人がいないという人は、ツイッターでぼくのアカウントに
「1ヶ月で500単語覚えました!」
とかリプライ送ってもらえれば、
「すごいじゃないですか。」
と返信するのでご活用くださいw
ぼくのアカウントはこちらから。
まとめ
というわけで今回は英語学習において最重要である、モチベーションを上げる方法について考えてみました。
やはり大事なのは、自分の本当にやりたいこと、自分が達成したいイメージを持って学習することです。
みなさんのモチベーション維持方法もよかったら教えてください!
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