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『英単語の語源図鑑』が使える!勉強感ゼロで語源と単語が学べます!【レビュー】

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『英単語の語源図鑑』という本がか~なりおすすめです!

 

英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑

  • 作者: 清水建二,すずきひろし,本間昭文
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

この本では、語源とそれに関連した英単語が学べるようになっています。

「語源集+単語集」という感じですね。

 

語源と関連付けて英単語を覚える・・・これはどういうことなのかというと、たとえば

 

subway (地下鉄)

 

という単語を覚える際、そっくりそのまま丸暗記で「subway=地下鉄」と覚えるのではなく、

 

sub = 下に

way = 道

subwayは「下の道」⇒地下鉄

 

というように覚える方法を言います。

 

「なんだかめんどくさそう・・・」

 

と思いましたか?

 

確かにその通りで、語源で英単語を覚えるのはなかなか骨の折れる作業です。

そこでこの『英単語の語源図鑑』の出番なんです。

 

イラスト付きでスラスラ読める!

『英単語の語源図鑑』には関連語を含めると約1000語の英単語が収録されていますが、関連語を抜いた見出し語に関してはすべてイラストが付いています。

 

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20180727182658j:plain

(シンプルだがコミカルでかわいいイラスト。)

 

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(素直にかわいい。by27歳男性)

 

イラストがあるので、勉強しているというよりはマンガを読んでいるような感覚で語源と単語を楽しくガッツリ覚えられます。

 

こういう本って、実は今までなかったんですよね。あってもここまでイラストが豊富でとっつきやすいものはありませんでした。

 

たとえば、『語源でわかった! 英単語記憶術』という本は、英単語の語源についてしっかりとまとめられている名著です。

語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

 

 

ただ、内容はすごくいい本なのですが、どちらかというと中~上級者向けで、初心者がスラスラ読むのにはかなり無理があるんです。

 

その点『英単語の語源図鑑』は革命的で、初心者どころか「英語が苦手でもうほんとにムリ」という人でも全然読めちゃいます。

 

「いろいろと単語帳に手を出したけど、どれも続かなかった」

 

という人にはぜひ手に取っていただきたい1冊ですね。

 

単語のレベルはどのくらい?

ぼくがざっと見る限りだと、『英単語の語源図鑑』に載っている単語のレベルはだいたい

  • 英検準2級~2級、高校レベル
  • +αでもっと難しい単語が少し

という感じです。

 

パラパラっとめくって5個ほど適当に単語をピックアップしてみます。

 

secure

include

admit

purview

habit

 

こんな具合です。いかがでしょうか?

 

中には、「簡単すぎる。自分には合ってないかな・・・。」と思った方もいるかもしれません。

 

しかし!

 

そういう人でもこの本を読めば学習の役に立つ可能性がかなりあるのでは・・・とぼくは思っています。

というのも、この『英単語の語源図鑑』では、個々の単語暗記以外に、語源も学べるので、単純に語源の知識が増えますし、

 

すでに知っている単語でも、語源を知ることでさらに深いレベルで記憶ができる

 

という効果が期待できるからです。

 

実際、ぼくも英検1級レベルで、語源についての知識もそこそこありますが、この本を読むまで知らなかった語源や、その他「へぇー」と思ってしまうような知識がいくつもあり、読んで本当によかったと感じています。

 

『英単語の語源図鑑』は、初心者はもちろんのこと、ある程度知識のある中~上級者にもおすすめなんです。全レベル対象と言えますね。

 

その後の学習効率が上がる

このように、語源学習では、連想的に語彙を増やすことができ、一連の単語を楽しく身につけることができます。

一見、このような学習法は、遠回りに思われるかもしれませんが、語源の力によって1万語レベルの語彙が身につくことは、すでに語源研究によって実証されています。

(3~4ページより一部引用)

 

上記の引用にもあるように、語源学習の大きなメリットは連想的に語彙を増やせることです。

 

学習を始めた最初の方は問題ないかもしれませんが、だんだんと覚えた英単語が増えてくると、当然「これまで覚えた単語と似ていて紛らわしい新出単語」に出会うことになります。

そういう時にこの本で学べるような語源の知識があると、紛らわしい単語も語源によってしっかり区別され、さらに同じ語源の単語とネットワークも作られることで、強力に脳に固定されます。

 

いま引用した部分には「語源学習によって1万語レベルの語彙まで身に付けられることが実証されている」的な内容が書かれていますが、ぼく個人的には、

 

語源の知識がないと、多くの単語を覚えるのはそもそも不可能

 

と言ってもいいくらいなのではないかと思っています。

 

たとえば、『英単語の語源図鑑』でも紹介されている語源「con- com- co- (共に)」ですが、この知識なしに、本当に大量にあるcoなんちゃら、comなんちゃらの単語を覚えるのは無理じゃないか・・・と思ってしまいます。

ゴリ押しで覚えたとしてもすぐに忘れてしまうでしょう。

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(conから始まる単語は山ほどあるが、語源を知っていれば知識がしっかり整理される。)

 

まとめ

というわけでイラストと一緒に語源と英単語が楽しく学べる『英単語の語源図鑑』のレビューでした。

「語源」と聞くと

  • めんどくさそう
  • 難しそう

などといったマイナスのイメージを抱く方も多いかもしれませんが、この本はイラスト付きで分量も少なく、サクッと読めちゃうので、ぜひ軽いノリで読んでみてください。

それでは!

英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑

  • 作者: 清水建二,すずきひろし,本間昭文
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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