中国語の発音が練習できる本おすすめ3冊!この中から1冊選んでやれば大丈夫!
中国語の学習において最も重要なのはズバリ"発音"です。
発音がちゃんとできるようになるのか、これが中国語学習が成功するのかを左右します。
発音は、中国語の学習を始めようと思ったらまず最初に取り組むのがおすすめです。
これは、まず発音をガッチリ固めてしまえば、その後の文法・語彙学習が飛躍的にスピードアップするからです。
ただ、いざ勉強しようと思っても、
「どうやって勉強すればいいのかわからない!」
という方も多いと思います。
そこで今回は、中国語の発音が学べるおすすめテキストを3冊紹介していこうと思います。
中国語の発音が学習できる本は数多く出ていますが、この記事ではその中から最高のものを3冊厳選し、それぞれの特徴を解説しました。
これらの中から1冊を選び、徹底的に取り組むことで、中国語の発音がマスターできます。
ぜひ参考にしてみてください!
①紹文周の中国語発音完全マスター
おすすめ度:★★★★★
難易度:★★★☆☆
こんな人におすすめ:独学の人、初心者
1冊目に紹介するのが、『紹文周の中国語発音完全マスター』。
この本は、いちばん売れている中国語の発音テキストです。
ぼく自身も使ったテキストで、このテキストをこなすことで、中国語を話した時にいつも相手のネイティブに褒められるくらい上手く発音できるようになりました。
すべての音が練習できる
中国語には21個の子音と39個の母音がありますが、この本では、これら中国語において使われるすべての音が個別にトレーニングできるようになっています。
発音の仕方についても、図と写真付きで解説されていてわかりやすいです。
紛らわしい音の区別が練習できるセクションがあるのも評価できますね。
イントネーションも練習できる
中国語には4つの声調があります。
この声調というのは簡単に言うと音の「上がり下がり」のことで、イントネーションのようなものだと考えていただくと近いかなと思います。
中国語上達のためには、この声調を完全にマスターしなければいけないのですが、これについても、このテキストを使えば徹底練習できるようになっています。
特に、2字熟語にフォーカスした声調のトレーニングが大量にできるようになっていてかなり使えます。
中国語を1ミリも知らず、これから取り組まれる方にとっては
「お前は何を言っているんだ」
という感じだと思いますが笑、とにかく、このテキストを使えば、
- 個別の発音
- イントネーション
の2つがマスターできておすすめ!だということです。
②やさしい中国語の発音
おすすめ度:★★★★☆
難易度:★★☆☆☆
こんな人におすすめ:語学が苦手な人、初心者
基本的には1冊目に紹介したテキストを使うのがおすすめですが、この『やさしい中国語の発音』もかなり使えます。
タイトルに「やさしい」と入っているのからもわかるように、この本はとにかく丁寧でわかりやすいです。
1冊目に紹介した本と同じように、この本でも中国語で使われるそれぞれの発音を個別に練習できるようになっていますが、説明についてはこっちの方が丁寧です。
1冊目で紹介したテキストは、ムダがなく、エッセンスだけをギュッと詰めた感じで、語学学習自体が得意な人にはいいんですが、あまり得意ではない人にとっては無味乾燥に感じてしまうという欠点があります。
なので、語学学習が不得意な人(中学の時に英語の授業が苦痛でしかなかった人w)はこの『やさしい中国語の発音』を選びましょう。
ちなみに、簡単な文や単語を使った発音練習も入っているので、すでに何か別の初級テキストに取り組んでいる、という人がサブのテキストとしてこれを使うのもおすすめですね。
③発音の基礎から学ぶ中国語
おすすめ度:★★★☆☆
難易度:★★★★★
こんな人におすすめ:すでにある程度できる人
「中国語 発音よければ 半ばよし」というのは、もうかなり有名になってしまった私のモットーですが、これは私のそう短くはない教学経験から生まれました。
(3ページ「まえがき」より引用)
『発音の基礎から学ぶ中国語』もおすすめです。
テキストの前半では個別の音の解説、後半では簡単な会話文を用いて、さらなる細かい部分の解説がされています。
このテキストの特徴を一言でいうと、「ガチ」です。
とにかく扱っている内容のレベルが高い。
これ1冊を徹底的にやれば、発音についてはかなりのレベルに到達します。
ただ、その分相当なやる気が必要にになってくるので、そこは注意してください。
難しいことは難しいんですが、中国語をすでにある程度勉強している人で、発音をもう一度やり直したい、という人にはベストな選択かもしれません。
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勉強法&注意点
1か月やってみよう
ここまでで挙げた3冊の中から自分に合っていそうなものを1冊を選び、
1ヵ月間、徹底的に取り組んでください。
ぼくの経験上、1ヵ月必死に取り組めば、語学が苦手な人でもかなりそれっぽい発音ができるようになります。
この1ヵ月間は、文法テキストや単語集など、別のことはやらず、発音だけに取り組みましょう。
中国語は、とにかく発音。発音発音。発音です。
1ヵ月くらいなら、まるまる発音だけに充ててもOK、というくらい発音は重要なんです。
10日くらい経つと、だんだん
「他のテキストもやりたい・・・」
「本当にできるようになるんだろうか・・・?」
などの感情も生まれてくると思いますが、目の前の一冊を信じて取り組んでみてください。
1ヵ月後には必ず視界が開けます。
常に声を出そう
トレーニング中は、ほぼずっと声を出している、というのが理想です。
発音の練習は、自分で発声してみてなんぼです。
CDの音声を確認したら、あとはそれに似せるイメージで何回も自分の口で特訓してみましょう。
中途半端にやらない
中国語の初級テキストには、たいていページの最初の方に発音を解説したセクションが付いています。
結構詳しく書かれているものが多く、使えそうに見えるのですが、
おまけ程度に書かれているページを読んだだけでは、中国語の発音は絶対にできるようにならない
ので、それらをサッと読んでさっさと文法に進もう・・・などと考えるのはアウトです。
この記事にで挙げたような専用のテキストを使い、どっしり腰を据えて、1ヵ月間、じっくりと発音に取り組んでみてください。
発音だけに特化したテキストを1冊使い、みっちりとそれに取り組む
これは、中国語を勉強しようと思ったら、絶対に避けては通れない道だと考えてください。
発音を中途半端にやってしまうと、その先に進んでも壁にぶちあたることになります。
「最初に一気にマスターしてやる!」くらいの気持ちで徹底的に取り組んでみてください!
その他の中国語関連記事
他にも中国語関連の記事を書いています。
⇒中国語学習に向いている人はどんな人?成功しやすい3つのパターン
⇒英語と中国語ではどっちが難しいのか?3つの角度から考えてみた!
発音がマスターできたら語彙学習に進みましょう。
おすすめは『キクタン』です。
使い方については下記の記事にまとめました!