『英検面接大特訓』シリーズが二次試験の対策に超使える!旺文社の予想問題と比べても優秀。
英検1級のニートかずーい(@kazuui81)です。
英検対策において、"勉強方法がわからないランキング1位"は面接試験(二次試験)なのではないかと思っています。
リーディング・リスニングについては、
- 単語を覚えればいいんじゃないか
- とにかく英語を聴きまくればいいんじゃないか
みたいな感じで、結構誰でも方針が立つと思うんですが、面接試験になると、
「何をどうしたらいいのかわからない」
という人が多いんです。
今回は、そんな人におすすめのテキストをレビューします。
『英検面接大特訓』シリーズです。
↑は2級のものですが、3級〜1級まで全て出ています。
オールインワンの面接対策テキスト
『面接大特訓』シリーズのすごいところは、コンパクトなのに英検の二次試験で必要な知識が一通り網羅されていることです。
面接の流れの確認から始まり、
- 具体的な文を使った練習
- 模擬試験を使ったトレーニング
がしっかりとできるようになっています。
収録されている英文のクオリティは最高で、
「満点の答えの中でも最高点」
だと言えます。
まぁそれもそのはずで、この本を監督している植田一三という人は、何十年も英検を指導していて、全てを知り尽くした英検超人なんです。
参考:植田一三の本おすすめリスト!英検1級レベルの英語力を目指す人のためのハイレベルな参考書!
英検1級のぼくから見ても、整然としてキレッキレの英文だなと感じますね。
I disagree. Many people can easily save energy which is wasted on electric appliances, including air-conditioners. They can also save energy by using public transportation.
(2級 144ページより一部引用)
(我々が使うエネルギーの量を減らすのは難しいという人がいるが、あなたはどう思いますか?という質問に対して。)
類書と比べてどうか?
『面接大特訓』シリーズはわりと最近出たテキストで、ずっと定番だったのは旺文社から出ている『二次試験・面接 完全予想問題』でした。
【CD+DVD付】10日でできる! 英検2級二次試験・面接完全予想問題 (旺文社英検書)
- 作者: 旺文社
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 10回
- この商品を含むブログを見る
今もこれが定番といったらまぁそうなんですが、ぼくが英検1級に合格した2015年当時なんかは、「もうこれしかない」って状態だったんです。
で、ぼくも1級の面接対策に使ったのですが、旺文社の対策本は、
ぶっちゃけ中身が薄い
というマイナス点があったんです。
結局、植田一三氏が出していた↓のテキストを対策として使いました。
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)
- 作者: 植田一三,上田敏子
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
『面接大特訓』シリーズが当時あればもっと楽に合格していたのに…と本当に思います。
『面接大特訓』はクオリティが高いと言いましたが、量もしっかりと収録されているんです。
これを1冊こなすことで、面接で使える表現のストックが一気にドカッと増えます。
時間がない人は旺文社で!
旺文社は中身が薄いと言いましたが、見方を変えればこれは
短期集中でマスターできるテキスト
だと言うこともできます。
実際、Amazonのレビューを見てみると、1週間とか10日とかの短期間でマスターして合格しましたみたいな投稿がちらほら見られます。
- 忙しくて勉強時間がそんなに確保できない
- 自信あるからがっつりやらなくていいや
みたいな人は旺文社の方でいいでしょう。
ただ、個人的には『面接大特訓』でガッツリ対策をするのをおすすめします。
理由は、合格したその後です。
付け焼刃の面接対策で合格したところで、「英検は一応持ってるけど話せない人」になるだけです。
ガッツリ対策して英語が話せるようになれば、名実ともに「英語ができる人」になれるんですよ。
ライティング対策も兼ねている
二次試験が課される級(3級以上)では、一次試験でライティング問題も課されます。
これも対策がしにくいので受験生泣かせなのですが、面接対策をすれば、それがそのままライティング対策にもなるんです。
Today, some people buy products that are good for the environment. Do you think buying such a product will become more common in the future?
(2級 2018年第2回テスト過去問題より一部引用)
これは2級で実際に出題されたライティング問題です。
環境がテーマになっている質問ですが、二次試験でもこのような質問は頻出で、『面接大特訓』にも使える文例がガッツリ載っています。
もちろん、こういう場合ばかりではなく、出題に多少の差はあります。
しかし、「英語をアウトプットする」という意味ではライティングも面接も同じなので、面接対策がそのままライティング対策になるのは確実です。
スポンサーリンク
おすすめの使い方!
日本語を見て、それを英語に訳していきましょう。
口頭でかまいません。
グレーの紙が入っているので、これで英語部分を隠すとやりやすいです。
(右側の英語部分を隠す)
注意点としては、完璧を目指さないことです。
日本語を見て、自分なりに英語にしてみる
↓
英語訳を見て、音読
↓
また英訳に挑戦
これを繰り返していくことで、ちょっとでも言いたいことが言えるようになっていく、そのパーセンテージを上げることができればオッケーです。
丸暗記する必要はなく、むしろ暗記学習になってしまうと、本番で結局使い物にならないです。
あとは、付属のCDも絶対に聞きましょう。
面接官も全て英語ですし、一次試験のリスニング対策にもなります。
まとめ:オンライン英会話と組み合わせよう
二次試験をガッツリ対策して1発クリアを目指したい人は、『英検面接大特訓』シリーズで間違いないです。
これをがっつりやっておけば間違いないですが、普段英語を話す機会がない人は、いきなり面接に臨むとテンパって実力を発揮できない可能性があります。
これはもったいないので、DMM英会話などのコスパが良いオンライン英会話で練習しておくとバッチリです。
おすすめ関連記事
社会人学習者は英検何級を受けるべきか?についてはこちらの記事で書いています。