紙の辞書VS電子辞書、どっちを使うべきか?
紙の辞書と電子辞書のどちらを使うのかについては
- それぞれに良さがあるので状況に応じて使い分けるべき
- 絶対に電子辞書はありえない
- 電子辞書しか使わない
などなど、人によってかなり意見が別れるところだと思います。
今回は、この問題についてぼくの意見を書いていこうと思います。
紙の辞書はデメリットしかない!
・持ち歩くのに適していない
・引くのに時間がかかる(⇒学習効率の低下)
・字が小さい(⇒読むだけで疲れてしまう)
・リアルタイムでアップデートできない(⇒最新の語彙に対応できない)
・・・紙の辞書について考えると正直に言ってデメリットしか浮かんできません。
紙の辞書の使用をすすめる人(やはり年配の人に多いような印象があります)はメリットとして
- 自由に書き込むことができ、自分の好きなようにカスタマイズできる
- 目に入ってくる情報が多いので、より広く語彙を習得できる
などが挙げられるかと思われます。
まず1について、これは大切だと思われることや有益な例文にマーカーを引いたりする行為だと予想されますが、これは巷にあふれる英単語集の存在を考慮すると非常に無駄な行為だということがわかります。
周知の通り英語教育の市場は非常に発達しており、優秀な単語集があふれています。
ある単語について、学習者が覚えておくべき事項(覚えておくべき例文や対義語、類義語など)をピックアップし、まとめている単語集は山ほどあるので、辞書はとにかくその語彙の中心的な意味を知るためのツールとして割り切り、残りの情報は優秀な参考書にまかせればいいわけです。
2についても同様です。辞書には20万、30万という表現が収録されていますので、調べた単語以外の語彙も目に入れるという行為はむしろ勉強の効率を下げているとさえ言えます。
実は電子辞書も便利だとは言えない
電子辞書は
- 紙の辞書より携帯しやすい
- 検索スピードが速い
- 字の大きさは自由に調節可能
- アップデートができる
- 発音機能がついている
など、紙の辞書より優れていると言えます。
しかし、ぼくは電子辞書も紙の辞書もどちらももう時代遅れだと考えています。
では、何を使うのか。
それは、スマートフォンです。
具体的には、スマホの辞書アプリとネットでの検索を使って語彙の意味を調べるというのが一番の方法です。
スマホの辞書アプリは、
- 携帯性
- アップデートの手軽さ
という点で電子辞書を超えています。
もちろん、発音機能についてもたいていの辞書アプリに搭載されています。
ぼくは普段、ロングマン英和辞典とロングマン英英辞典、アルクの英辞郎、Google検索の4つを主に使って意味を調べています。
具体的には、わからない言葉があった時、すぐにロングマン英和辞典(アプリ)で調べます。このロングマン英和辞典は例文のクオリティが高いことで有名な辞書です。重要だと思われる単語については例文もチェックします。
例文がなく、どうしても例文が欲しい場合はアルクの英辞郎かGoogle検索を使って例文を調べます。特に熟語については、イメージがつかみやすく、記憶の定着がよいという理由で、絶対に例文と一緒に覚えたほうがいいです。
アルクの英辞郎の他には、英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書というサービスはかなりクオリティが高くオススメです。
英英辞典については、どうしても意味がつかみにくい単語(英検1級の語彙問題に出てくるようなレベルの単語など)の意味を調べる時などに使います。必要に応じて使っていくという感覚です。
Google検索については↓の書籍がすごくわかりやすいです。
Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本
- 作者: 遠田和子
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まとめ
今回は英語に絞って辞書について考えてみました。
その他の外国語についても、日本人からのニーズが比較的多い外国語についてはスマホの辞書アプリが出ているようです。
私はいま英語の他に中国語とドイツ語を勉強していますが、中国語については小学館の日中・中日辞典、ドイツ語についてはアクセス独和辞典という辞書アプリを使っています。
これらも質は高いのですが、ロングマン英和辞典に比べると誤植や使いにくさが目立ちます。英語以外の言語を勉強する際には、電子辞書も選択肢に入れるしかなさそうです。
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