『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』のレビュー。"英語嫌い"でもできるTOEIC単語集です。
TOEIC980点のかずーい(@kazuui81)です。
TOEICテストでスコアアップするためには、英単語をどんどん覚えていくトレーニングは必須です。
文法やリスニングなど、他にも勉強しなければいけないことはいくつもありますが、単語を知らないとそもそも何も始まらないんです。
しかしそうは言っても、
単語覚えるのってめちゃくちゃめんどくさくないですか?
そうなんです。単語を覚えるのはめんどくさい。そこが問題なんですよね。
特に、英語に対して苦手意識を持っている人、いやこの際はっきり言いましょう、
「英語がキライ!・・・だけどTOEICを受けるハメになってマジでどうしよう単語とかやりたくねぇぇぇぇぇぇぇ!」
という人!
そういう人は普通にやってもムリです。続きません。覚えられません。
そこで、この単語集を使うのがおすすめです。
『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』という単語集です。
この本なら英語が嫌いだという人でも1880語、本当の本当に苦手な人でも1122個のTOEIC頻出単語を覚えることができます。
イラストとゴロ合わせで楽々暗記
いきなりですが、
terrible (読み方:テリブル)
恐ろしい
という単語をこの単語集の方式で覚えてみましょう。
(すでに知っている人も、この暗記方法を試してみてください)
まず、次のゴロ合わせを3回くらい口に出して読んでみてください。
照り焼きにされたブルドッグの顔は、恐ろしい。
照り(テリ)焼きにされた"ブル"ドッグの顔は恐ろしい・・・
テリブル=恐ろしい・・・
照り焼きにされたブルドッグの顔なんてぜったいに恐ろしいですよねw
続いて、下のイラストを見ながらイメージと共に先ほどのゴロ合わせをまた3回唱えてください。
(14ページより)
はい。
では改めて聞きますが、
terribleの意味ってなんですか?
・・・ってもう100人いたら100人がterrible=恐ろしいと答えられると思います。
『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』は、このようにゴロ合わせとイラストによって楽しく簡単に大量の単語を覚えられるようになっている単語集なんです。
短期間で大量に暗記可能
個人的な話なんですが、高校生の時、英語は比較的好きで得意でもあったので、塾で適当に配られたつまらない単語集を使っても暗記を進めることができました。
でも、国語の古文単語については一切興味がなく、正直言って大嫌いだったので1ミリも頭に入ってこなかったんです。
そこで、「こうなったら最終手段だ!」と思って、ゴロ合わせとイラストで覚える『ゴロゴ』という単語集を使って古文単語の暗記に挑戦してみました。
そうしたらびっくり、どう頑張っても全く覚えられなかった古文単語がスルスルと頭に入ってくるんです。
(よくわからないゴロ合わせも多いが、なぜか頭に残る。。)
この時、ゴロ合わせとイラストの驚異的な効果を実感しましたね。
で、話は戻りますが、『イラスト記憶法1880』を使えば、英単語の暗記が苦手な人でも、高校のときにぼくが苦手な古文単語を暗記できたのと同じように、楽に学習ができると思うんです。
レベル・難易度はどのくらい?
この単語集のレベルについてです。
『イラスト記憶法1880』に収録されている単語はほとんどが高校生レベルで、TOEICスコアで言うと、
現時点で400~500点台で、600~700点以上を目指していきたい人
がレベル的にはドンピシャになるのではないかと思います。
ちょっとこの本をパラパラとめくりながら、適当に10単語書き出してみます。
forbid
mimic
confidential
splendid
vanish
recite
invest
firsthand
outlet
appetizer
どうでしょうか?
「ほとんどわかった」という人はこの単語集は必要ないですが、意味がすぐに出てこない単語が5個以上あるとすれば、ぜひこの本を使って補強をした方がいいですね。
ちなみに、「全くわからなかった」という人についても、この本を使って大丈夫です。
というのも、『イラスト記憶法1880』には、イラスト付きの1880単語の他に、1120個の中学レベル基本単語が掲載されているからです(イラストは無し)。
これらの簡単な単語から覚え始めれば、その後無理なく本編の学習に入っていけます。
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おすすめの使い方・勉強方法
先ほども説明したように、まずはゴロ合わせのみを3回音読します。
(260ページより)
苦労の老人が年代順に並んでいる。
苦労の老人が年代順に並んでいる。
苦労の老人が年代順に並んでいる。
ぶつぶつと唱えるわけです。
続いて、イラストを見ながらゴロ合わせをまた3回唱えます。
イメージを頭の中でふくらませ、「絵」として刻み込むようにするのがコツです。
このトレーニング後、"chronological"を見て「年代順の」という日本語訳がすぐに出て来ればオッケーです。
出てこなければまた最初のステップに戻ってください。
ちなみに、すべての単語について絵とゴロ合わせどちらもやらなければいけないわけではありません。
イラストだけでなんとかなればそれでもいいですし、ゴロ合わせだけで覚えてしまったら無理にイラストを見る必要もありません。
目的はあくまで単語を覚えることです。
イラストやゴロが面白いのでつい見てしまうんですが(そこがいいところだけど)、覚えたら次、覚えたら次・・・とどんどん進めていきましょう。
短期集中がコツ
この手のテキストはダラダラやると挫折するのが相場です。
「あ、この本ゴロとかイラストがあって面白い!これで勉強してみたい!」
そう思ったらその熱が冷めないうちに、短期集中で一気に制覇してしまうのがおすすめです。
他にやっているテキストがあるという人も、1ヵ月これだけに集中してマスターしてしまいましょう。
1000何単語と聞くと「ムリ」と思うかもしれませんが、イラストとゴロがあればできますよ!
2つの注意点
①音声CDはない
単語の音声はないので注意してください。
発音については、単語の横にカタカナで読み方が書いてあるだけです。
「それで意味あるの?」
と思う人がいるかもしれませんが、発音がカタカナでも、単語を見て意味さえわかればTOEICのリーディングで700点以上はまず問題なく狙えるので安心してこの本に取り組んでください。
②ゴロ・イラストがない単語もある
ゴロ合わせとイラストが載っている単語は最初の1122個だけです。
残りの758個はイラストだけで、おまけとしてついている基本単語1120個は文字のみです。
この本を買ったら、まずはゴロとイラストで1122個を覚えきるのに集中しましょう。
これだけでもかなり効果があります。
ただ、終わったらすぐさま残りの758個の暗記に移ってください。
1122個を覚えた勢いが残っているので、イラストだけでも十分深いレベルで制覇できるでしょう。
公式問題集も解いてみよう!
この単語集を使った単語学習が進んできたら、実際のTOEICの問題も解いてみるのがおすすめです。
色々出ていますが、公式が出しているものがとりあえずは無難でしょう。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2017/12/08
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単語対策だけで本番に挑むのだけは避けてください。
実際に出題される形式でトレーニングするだけでスコアが全く変わってきますよ!
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