英語力は完全に相対評価。勝てる場所を見つけて勝負しよう。
絶対に正しいことなんて、絶対にないよね!かずーい(@kazuui81)です。
- 英語を使ってワンチャンお金を稼ぎたい!
- 英語を活かして活躍したい!
- 英語でイキり倒したい!
みたいな野望を持っている人が絶対に意識しておかなければいけないことについて今回は書いていこうと思います。
一言で言うと、
英語力は相対評価だ!
ということです。
「は?お前何言ってんの?」
という感じだと思うので詳しく説明していきます!
英語力は"周り"で決まる!
英語は相対評価・・・これはどういうことなのかというと、
「その人がどのくらい英語ができるのか」は、実は環境で決まってしまう
ということです。
例を出しましょう。
「TOEIC900点で英語話せます!」
これは一見超強力な強みだと思えますが、実は場合によるんです。
だって、たとえば場所がヨーロッパなら、英語を話せる人が日本よりも全然多いので、「オレ、英語話せるぜ(ドヤァ)」とアピールしても高い評価は得られません。
まぁヨーロッパなら多少まだ評価されるかもしれませんが、これがアメリカならなんの意味もないです。
アメリカで英語できるのを自慢しても、み~んなできるから、
「何言ってんのお前?」
となるでしょう。
日本人の友達にいきなり「おれ日本語できるんだよすごくね~?」と言われたら
「(やばいこいつ早くなんとかしないと・・・)」
となりますよね。
かなり例が極端でしたが、これが"英語力は相対評価だ"ということです。
要するに、どれだけ英語が流暢でも、TOEICの点数がどれだけ高くても、周りがどのくらい英語ができるのかによって英語力の評価は決定されるというわけなんです。
日本人はラッキー!?
こう考えると、日本人で英語ができる人はすごくラッキーな環境にいると言えます。
だって、日本人って英語できない人がたくさんいますからね。
もちろんこれも"相対的に見て"の話です。
同じアジアでもフィリピンなんかは、国民全員・・・ではありませんが基本みんな英語ができるので、英語ができることが大きなアピールポイントにはなりません。
シンガポールもそうですね。みんな英語ができますし、英語ネイティブとして育った人もたくさんいます。
これに対して、日本はご存知の通り、みんな全然英語ができないので(何度も言いますが他の国と比べての話)、日本人で英語ができれば、それは大きな武器になるんです。
この状況はすごくラッキーだと思いますし、まだ英語があまりできない英語学習者のモチベーションにもなるでしょう。
でも、損してる人もいます
日本人で英語ができると相対的に見て評価が高くなりやすいのでラッキー・・・とは言いましたが、日本人で英語ができる人でも損をしている方が多いなと感じています。
たとえば、英語の猛者揃いの職場で働いている or 就職しようとしているケースです。
せっかく「日本人で英語ができる」というラッキーな立場にいるにも関わらず、その日本の中であえて自分から英語の猛者揃いの環境に行って、自分の評価を自分で落としているパターンはよくあります。
あとは、通訳者や翻訳者など、英語のプロフェッショナルを目指して勉強しているケースもそうです。
言っておくと、別にぼくはこれが悪いと主張しているわけではありません。
高みを目指して勉強するのはむしろ良いことだとすら思っています。
ただ、今挙げた通訳者のようなプロフェッショナルを目指すとなると、
英語ができる人の中でも英語ができる人レベルが"スタート地点"
なので、本当はいくらでも相対評価で活躍できる場所があるのにも関わらず、あえて自分からイバラの道を選んで消耗する人が多く出てくるわけです。
実際、ぼくも通訳スクールに行ってたたきのめされた経験がありますが、
参考:通訳学校の体験レッスンを受けたら完膚無きまでに打ちのめされて英語もうやりたくない
スクールでは英語ができるのは当たり前、TOEICとか英検1級みたいな資格試験についてもみんなとっくに"卒業"していて、その話題になったら
「懐かしい!昔受けてたなぁ・・・(遠い目)」
みたいな感じなんです。
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勝てる場所を選ぼう!
ぼくがこの記事でいちばん言いたいことは、
英語は相対評価なんだから、自分が勝てる場所で勝負した方が全然トク!!!
ってことです。
「TOEIC900点は強力な武器!!!」
というのはある意味正解で、ある意味間違い。
たとえ700点であっても、周りがみんな400点だったらAA+の評価なんです。
この視点を持てるのかどうかが英語で活躍できるのかを大きく左右するでしょう。
参考:外資系勤務や通訳者以外にも、英語を活かせる仕事はいくらでもありますよ!という話。
猛者の中で頑張るためのヒント
「それはわかったけどやっぱり英語の猛者の中で自分は頑張りたいんだ!自分を試したいんだ!」
という人もいるでしょう。
そういう方が活躍するためのヒントを最後に書いておきます。
英語がみんなできる中で強みを出していくには、まず英語力を磨いていく努力は絶対に必要ですが、その他にも、何か別の強みをプラスしたり、独自の方向性を出してみるのがおすすめです。
たとえば、ぼくはブログで語学学習について発信しています。
英語ができることに加え、ブログをやっている、発信するツールを持っている、文章が書ける・・・というのはそれだけで大きな差別化です。
差別化にはなっているのですが、やはりそれでも英語学習について発信しているブロガーで、ぼくよりすごい人なんてうじゃうじゃいるというのが現状でもあります。
そこで、上級者に向けた記事を多く書いています。英語学習者はほとんどが初心者なのでアクセス数は稼げませんが、少なくとも差別化はできています。
また、英語以外にも、それと関連した「習慣・生活改善」に関する記事、また英語以外の言語についても発信するなど、猛者たちと真っ向勝負にならないように工夫しています。
こう考えるとやはり、たとえ猛者の中でやっていくにしても、"勝てる分野を見つけてそこで努力する"というのが大事だっていう結論になりますね。
まとめ
英語を使って活躍したい場合は、
英語は相対評価である
というのを意識に置いた上で立ち回るのが大事です。
ぼくは以前、日本に来た旅行者向けのビジネスで英語と中国語を担当していた時期がありましたが、一緒に動いていたチーム内に英語ができる人がひとりもいなかったので、めちゃくちゃ重宝されましたし、不遇な扱いも一切受けませんでした。
まさに英語が相対評価である例ですね。
(その他、英語学習に役立つコラム記事はこちらからお読みいただけます)