麻雀初心者を抜け出したい人が読むべき本を厳選して紹介します。
かずーい(@kazuui81)です。
麻雀を始めて最初にやるべきなのはルールを覚えて打てるようになることですが、
(参考記事)
ゼロから麻雀をはじめる人が打てるようになるまでの最短ルートを教えます。
- とりあえずルールは覚えました
- マナーもわかって対人で打てるようになりました
という状態になったら今度は、
勝てるようになりてぇ・・・!
という欲が出てきますよね。
この段階で、
「とりあえず打ちまくってれば強くなるんじゃね?」
と思う方もいるかもしれませんが、実は打ちまくっていてもそんなに強くはなりません。
ドラクエみたいにずっと戦闘してれば強くなるわけではないのです。
ここで大事なのが、麻雀のセオリー・基本を頭に叩き込むことです。
麻雀スクールなんかで人に教わるのもかなり有効ですが、お手軽なのが本を使って勉強すること。
というわけで今回は、初心者(とりあえずルールだけ覚えましたレベルとします)向けに、初心者レベルを抜け出すのにおすすめの本を5冊厳選して紹介していこうと思います。
①『東大式麻雀 点数計算入門』
「ロン!」
「ツモ!」
と言って牌を倒してから5秒以内に点数を申告できますか?
大丈夫な方は必要ないのでここは飛ばしてもらって結構ですが、これができない人は点数計算をちゃんとやりましょう。
「別に点数計算できなくても、誰かしら同卓の人ができるからやる意味ないんだよね~」
って言う人がいるかもしれませんがこれは間違いです。めっちゃ意味あります。
点数計算ができないと、「この局でどの手をアガれば何着になれるのか?」がわからないので、勝負上かなり不利になってしまうからです。
中級者以上は、何着になるために何点のアガりが必要なのかをみんな考えてやっています。
点数計算については、『東大式麻雀 点数計算入門』がすべての本の中でいちばんわかりやすいです。
マンガでわかる! 東大式麻雀 点数計算入門 (池田書店の東大式麻雀シリーズ)
- 作者: 井出洋介
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
2回読んで点数計算の方法を理解したら、ひたすら巻末の問題(全27題)を解きましょう。
あと個人的にすごくおすすめなのが、Youtubeでプロの対局(検索すればいくらでも出てきます)を見ることです。
【麻雀】麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2018予選第2節Cブロック1卓4回戦
これを見ながら、誰かがアガったらそこで一時停止して点数を自分で計算するのです。
プロの対局を見ると打ち方の勉強にもなるので一石二鳥ですよ。
②『東大式麻雀 捨て牌読み』
「攻撃は最大の防御なり」
っていうことわざがありますが、麻雀ではこれは完全にウソですね。
麻雀が強い人は間違いなく防御がうまい人です。
「攻め」よりも「耐え」がうまい人が強いのです。
初心者は放銃しまくって振り込みマシーンと化して負ける人が多いです。攻めることしか考えていないからですね。
よく考えてみてください。
麻雀は4人でやるゲーム。
自分がアガれるのなんてなかなかないんですよそもそもが。
初心者はアガることしか考えないので、「基本振り込みまくって負けて、たまにバカ勝ちする」って人が多いんです。はいぼくです。
これを、防御を覚えて「基本2~3着キープ。たまに1着。4着はほとんど取らない。」に変えることができたら初心者卒業です。
(簡単に言っちゃったけどこれがむずかしいんだよなぁ。ぼくもしょっちゅう4着です^^)
おすすめ本は『東大式麻雀 捨て牌読み』。
麻雀の「守り」の本ってめっちゃいっぱい出てるんですけど、この本はサクッと読めてしかもすぐに実践できるように説明しているので初心者向けとして最高なんです。
(ライターと大きさ比較。コンパクトなのがわかると思います。)
著者の井出プロはアガり牌をバッシリ止めることに定評のある守りの天才。
守りを学びたかったらこの本で間違いないですよ。
2半荘打つくらいの時間でサクッっと読めちゃいます。この本の内容を知ってるかどうかでかなり変わるので絶対に読むべきです。
③『傑作「何切る」300選』
麻雀が強い人って迷いなくスパスパ切っていきますよね。
それに対して初心者は「うわぁ~、どれ切ればいいかわかんねぇ!」ってなりがちです。
どうしてこの差が生まれるのかというと、中級者以上になると、「何が来たら何を切るのか」の規則が頭の中である程度できているからです。
この特訓ができるのが『「何切る」300選』です。
この本では、↓みたいな「この手だったら何を切る?」という問題が合計300問収録されています。
(答えは本でチェックやで。)
ぶっちゃけ、初心者レベルだと全然正解できないのですが、
問題を見る
↓
すぐに答えを見る・解説を読む
というのを繰り返しているだけでもかなり実力が上がっていきます。
この本の問題を何回も解いていくうちに、牌を迷いなく切れるようになります。
そうすると、いままで「どれを切ったらええのじゃ!」で使っていたエネルギーを別のところに回せるので、その意味でも強くなれます。
Amazonのレビューを見てもらえるとわかると思いますが、かなり定評のある本です。
強い人はみんな通っていると言ってもいいかも。とにかくおすすめです。
④『バビィのメンチン何切る』
待ちが3つ以上のテンパイを「多面張(タメンチャン)」と言いますが、タメンチャンを攻略できるのかも、初心者を抜け出せるのかの分かれ目のひとつです。
下の手の待ちくらいはラクにわかると思いますが、
(ソーズの3,6,9待ち)
↓こんな感じになるとキツいのではないでしょうか?
(2,5,6,8,9待ち)
このような複雑な多面張にも自信が持てるようになるのが『バビィのメンチン何切る』です。
この本は多面張の基本形24パターンを解説した後、それを使ってメンチンの待ちを考えていくという流れになっていて、Amazonのレビューにもありましたが、これを読めば多面張がこわくなくなります。
- 長考して染め手がバレバレ
- 染め手でテンパッたが、フリテンに気付かずアガってしまってチョンボ
みたいなのはマジで初心者あるあるなので、この本で対策していきましょう。
ちなみに、この本はものすごくいい本なのですが、あまりにニッチすぎて、ぼくの個人的な予想ですが、そのうち絶版があり得ると思います(あくまで個人的な予想ですけどね)。
2019年9月現在はAmazonでまだ在庫があります。
まだあるうちに買っておいた方がいいかもですよ。
⑤『運を支配する』
ここまでで紹介してきた本はすべて"理論"の本です。
お勉強お勉強という感じ。
でも、麻雀はメンタルなゲームなので、お勉強以外にも"精神論"が必要なのです。
「精神論なんか必要ない。理論を突き詰めれば麻雀は勝てる。」
という人もいます。一理も二理もあると思いますが、麻雀をやったことのある人なら、
- ツキ
- 場の流れ・空気・雰囲気
みたいな"理屈では説明できない何か"を感じたことがある人がほとんどなのではないでしょうか?
ぼくはバランスが大事だと思っています。
いままで挙げたような本で勉強しながら、頭でっかちにならないように感覚(精神論)の部分も大事にする。
『運を支配する』がこの"感覚"の部分を扱っている本ではいちばん面白いです。
"雀鬼"桜井章一氏と経営者なのに麻雀も鬼強い藤田晋氏の共著です。
- 運をつかむ人の習慣
- 悪い流れを断ち切る方法
- ツキを持続させるには?
など、か~なり面白い内容です。
新書でサクッと読めるのでぜひ一読を。
まとめ:強い人は勉強してるよ
雀荘なんかに行くと、強い人が、
- 麻雀なんて全部運だからなぁ
- 考えたら負けだよ
- 本とかは読んだりしないなぁ
なんて言ってるのをよく見ますが、
嘘つけや!
って思いますねw
家の本棚には麻雀の本がずらり、ヒマな時間はプロの対局ばっかり見てるってのが実際でしょうね笑。
まぁぼくらはそんな発言には踊らされずに、真面目にコツコツと勉強していきましょう。
(関連記事)