「英語を話すのが恥ずかしい」という人は一生ペラペラになれません。その理由と克服の仕方。
英語ペラリンニートのかずーい(@kazuui81)です。
せっかく英語を勉強しているのに、
- いざ英語を話すとなると恥ずかしがってほとんど何も言わない
- そもそも話す機会を避けてしまっている
みたいな人が結構いてすごくもったいないなぁと思ってしまうんですよね。
厳しいことを言いますが、英会話は話してナンボの世界で、恥を捨ててどんどん話していかないと一生話せるようにならないんです。
今回はその理由と克服の仕方について書いていこうと思います!
日本人の控えめな性格がマイナスになる
あんまり「~人ってこうだよね」みたいに、国籍で人の性格を言いたくはないんですが、それでも日本人はやっぱり控えめで、会話では口数が少ないなと感じます。
これは、日本人と外国人の会話を見ているとよくわかります。
外国人の方が、発している言葉の量が多くなるんです。
実は、これは外国人と日本語で会話をしていてもよく見られる現象です。
「英会話で日本人の口数が少なるのは、英語だから仕方ないよね」
と考えてしまいがちなんですが、実は日本語でも一緒なんですよ。
つまり「英語だからといって口数が少なくなるのは仕方ない」ってのは単なる言い訳でしかないってことです。
聞くだけでは会話の練習にならない
英会話を上達させたいなら、聞くだけではなく、自分からどんどん話していかないとダメです。
相手の話をふんふん言いながらずっと聞いていただけだったら、そんなの家でひとりでリスニングのCD聞いてるのと何も変わりませんからね。
特に、日本に住んでいる人は、英語を話す機会はなかなかないので、必然的に英会話量は減ります。
なので、英語を話せるチャンスがあったら、ここぞとばかりに食い気味でガツガツ話すくらいじゃないと勉強のバランスが悪くなってしまうんです。
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恥を捨てれば上達する
6言語の同時通訳者、16言語の通訳・翻訳者であったロンブカトー(1909-2003)という人がいます。
著書『わたしの外国語学習法』は語学学習法のエッセンスが詰まった名著なんですが、
- 作者: ロンブカトー,Lomb Kat´o,米原万里
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/03/01
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その中に、"会話が上達するのかどうか"について、次のような方程式が載っています。
(ロンブカトー『わたしの外国語学習法』より)
これ、す~ごく共感できます。
特に注目すべきなのが左下の「羞恥心」の部分です。
要するに、恥ずかしいという気持ちが大きければ大きいほど結果は出ないってことですね。
「それはわかるけどやっぱり英語を話すのは恥ずかしい・・・」
という人もいるかもしれません。
気持ちはわかりますが、恥ずかしいという気持ちは、ひとりで勉強していくら英語が上達したとしても消えることはありません。
実力は関係ないんです。
「恥ずかしいけどとりあえず勇気を持って話してみる」という「えいやっ!」的な経験を積み重ねた人だけがはじめて克服できるものなんです。
できれば複数人の前で話そう
実際、ぼくも最初はやっぱり恥ずかしいという気持ちはありました。
でも、上達のためだと思って「えいやっ」を繰り返していたら、いつの間にか
どんな状況で誰に英語を話すのもこわくなくなった
んですよね。
特に大きかったのが通訳スクールでの経験でした。
参考記事:通訳スクールに半年通ってみてわかった4つのメリット!
通訳養成スクールでは、生徒みんなが見ている前で通訳を披露したり、自分の訳した音声をクラスのスピーカーで流したりするので、まぁ~緊張しました。
でも、やっぱりそれも回数を重ねるとだんだん何とも思わなくなるんですよね。
最後の方はみんなの前で話すことが楽しくなり、むしろ自分が発表したいくらいの気持ちでした。
こんな感じで、"複数人の前で英語を話す"というのは恥ずかしさ克服に超効果的なんです。
「そんな機会ないわ!」
と思ったかもしれませんが、通訳スクールみたいなガチなところでなくても、グループレッスンをしている英会話スクールに行ってみたり、あとはFacebookで英会話サークルを見つけて参加してみることで簡単に機会は作れます。
オンライン英会話でレッスンをするのもいいとは思いますが、どんな英語を話してもやさしく丁寧に教えてくれる先生相手にしかもオンラインで話すよりは、み~んながいて全員が自分の話をじ~っと見ながら聞いている、そんな状況の方が恥ずかしさ克服には良いでしょう。
おすすめなのは、DMM英会話のような、コスパ最強のオンライン英会話サービスで会話の中身を練習し、英会話サークルなどでは心理面を克服する方法ですね。
会話は"見切り発車"がベスト
「英語を話すのは恥ずかしい・・・」
こういう気持ちで会話すると、
- 自分が知っていて覚えているフレーズしか使わなかったり
- 頭の中で完璧に英文を作ってからそれを言う
みたいなスタイルになりがちなんですが、こうするよりも、
頭の中に思いついた英語を未完成のままでもとりあえず口に出してしまう方が英会話の上達は早くなります。
いわば"会話の見切り発車"ですねw
見切り発車をすると、当然「どうしようどうしよう」と頭は混乱し出すんですが、実はこの「どうしようどうしよう」の分だけ脳はフル回転し、英会話の実力もどんどん上がっていくんです。
まとめ:英語学習はミスをすること!
というわけで今回は「英会話が恥ずかしい!」という気持ちを持っていると上達しませんよって話でした。
書き忘れていたんですが、
ミスをするのが恥ずかしい
↓
英語が積極的に話せない
という人もいるかもしれません。
が、これについては、考え方を変えることで克服することができます。
英語学習はミスの歴史である!ミスをした分だけ上達する!
という風に考えるようにしてください。
外国語学習って、ほとんどそれ自体がミスって言ってもいいくらいです。
99.9%ミスなんですよ。
つまり、もしミスを避けて避けて学習していたとしたら、0.1%の効率でしか勉強できてないってことです。
ミスした分だけ、恥をかいた分だけ英会話は上達します。
どんどんやらかしましょう!
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