読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

4ヵ国語を勉強するブログ

通訳者&英語のプロを目指している人。英検1級、TOEIC965点。ドイツ語を勉強したり、映画を見たりもします。

NHKラジオでおすすめの英語講座をレベル別にまとめてみた

英語

英語を勉強したいけれど、教材がありすぎて何をやったらいいのかわからない!

そんな人は多いと思います。

ぼくは、そういう人には、

「とりあえずNHKのラジオ講座をちょっとやってみたらいいのでは?」

とアドバイスすることが多いです。

というのも、NHKラジオ講座は、どれも一定のクオリティが保証されている上で、内容的にもクセがないので、万人におすすめできるからです。

毎月決まった日に発売されるというのも大きな魅力です。

というのも、英語の勉強は継続することが難しく、途中で教材をやめたくなることがよくあるのですが、NHK講座を教材として使っている場合、嫌になったら素直にやめて、次の月にまた新しい気持ちで始めるという選択肢があるからです。他の英語参考書ではこうはいきませんよね。

今回は、そんなNHKラジオの英語講座の中でも、特におすすめなものをレベル別に紹介していきたいと思います。

レベルについては、

  • 中学レベル
  • 中級者レベル
  • 応用レベル

の3つで考えていきます。

中学レベル

全く英語を勉強したことがない初心者レベルの人が、中1レベルを中心に学習できるのが『基礎英語1』です。

NHKラジオ 基礎英語1 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 基礎英語1 2016年 09 月号 [雑誌]

 

大きめのテキストで、紙面も見やすいです。

左側に会話文(スクリプト)、下に訳、右側には新出単語が載っています。

ちょうど、中学校の教科書をイメージしてもらえるとわかりやすいでしょう。

中学校の教科書とかなり似ているのですが、訳が載っていて、しかも説明が詳しいので、これから中学校の教科書を使って勉強をやり直そうと思っていた人は、絶対にこっちを選ぶべきですね。

内容としては、1文の中に基本的に1つしか情報がないような単純な文がほとんどなので、旅行英会話をこなせる程度のレベルが到達点になります。

ただ、このレベルはすべての基礎となるので、これに取り組む人は、しっかりとした基礎を作るために真剣に取り組みましょう。

 

『基礎英語1』より一段階レベルが上、中学範囲全般レベルなのが『基礎英語3』

NHKラジオ 基礎英語3 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 基礎英語3 2016年 09 月号 [雑誌]

 

これもおすすめです。

中学時代にある程度英語ができた人は、このレベルから始めるのが、勘を取り戻すという意味でも最適かと思います。

紙面の構成は『基礎英語1』とほとんど同じです。

が、この『基礎英語3』の特徴は、「Can-do」です。

この「Can-do」というのは要するに、

 

この課を学ぶとこんなことが英語で言えるようになりますよ

 

という目安で、毎号、テキストのはじめにまとめられています。

聞き逃したり間違えたときに、確認や訂正ができる

提案やアドバイスを求めたり、与えたりできる

など。これがあることで、毎号の到達点が見えるので、モチベーションが上がりやすいです。先ほど紹介した『基礎英語1』にもCan-doはあるのですが、『基礎英語3』のCan-doの方がわかりやすくて役立ちます。

 

中学レベルについてはこの2冊がおすすめです。ちなみに、『基礎英語2』というのも出ていますが、これは紙面が見にくいのでおすすめできません。ごちゃごちゃしていてやる気が出ないので。。

中級レベル(中学レベル終了~)

中学レベルから一段階上、実践レベルでは、『ラジオ英会話』もしくは『入門ビジネス英語』がおすすめです。これは、英語をどのように使っていきたいのかによっておすすめが変わってきます。

まずは『ラジオ英会話』から。

NHKラジオ ラジオ英会話 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ ラジオ英会話 2016年 09 月号 [雑誌]

 

『基礎英語』と比べると、少しサイズが小さいこの『ラジオ英会話』。これが持ち運びに便利なんです。電車やバスなどで通勤している人は、通勤時間でも勉強できそうです。

また、NHK英語講座の中でいちばんレイアウトがきれいで見やすいです。

巷に出回っている英語参考書なんかを考えても、トップクラスに見やすい。見やすさをとことん追求してここに行き着いたんだなと勝手に想像しています。

内容としてはかなり多岐にわたります。

ただ、病院での会話や、旅行に行った時のフレーズなど、日常生活にフォーカスしており、専門的な内容は出てこないので、生活の中で英語を使っていく予定のある人におすすめだと言えるでしょう。

 

中級レベルでもう一冊おすすめなのは『入門ビジネス英語』。その名が表す通り、ビジネスシーンにフォーカスした内容となっています。

NHKラジオ 入門ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 入門ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

 

たとえば、プレゼンで話す英語とか、研修での場面、見本市での交渉などです。

なので、仕事で英語を使っていきたいという人や、また、TOEICで高得点を取りたい人は入門ビジネス英語がおすすめです。文のクオリティもかなり高く、ここに書いてあることそのまま仕事で使ってOK、いやそれどころかかなりできるやつだなと思われるレベル。本当にこのレベルのテキストを毎月出しているNHKの努力に脱帽です。

また、講師の柴田真一氏がかなり良いです。

この人自身、海外で英語を使ってビジネスをしていた人で、経験に裏付けされた説明にとても説得力があります。講師重視なら『入門ビジネス英語』ですね。

ちなみにこのテキストに関しては詳しく書いたエントリーがあるので是非どうぞ。

kazuuiword.hatenablog.com

応用レベル(TOEIC840~)

最後に応用レベルの2冊を紹介します。

まずは『実践ビジネス英語』です。

NHKラジオ 実践ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 実践ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

 

はい出ました。これです。劇的におすすめなので何回もブログで紹介してきました。正直鬼ムズですが、最高の英語テキストといえます。

以前、最高の英語参考書10選でも紹介しました。

kazuuiword.hatenablog.com

『実践ビジネス英語』はタイトルに「ビジネス」と入っていますが、場面設定がとある会社というだけで、ビジネスフレーズを集めたようなテキストではないので注意です。

とある会社の社員たちが、社会問題について高度な議論を交わしているのです。仕事しろよ・・・。

TOEIC900点や英検1級を取得すると、だんだん最適なテキストがなくなってくるんですが、そんな中で毎月一定のクオリティを保証してくれるこのテキストは本当に貴重な存在といえます。

使われている語彙も豊富で、よほどの実力者ではない限り毎月知らない表現に出会うことができるでしょう。しかも、そのどれもが全く使われないような難単語ではなく、アメリカの政治討論番組なんかを見ていると聞くような、なんというか、"カッコイイ表現"なんです。

 

応用編2冊目は『攻略!英語リスニング』

NHKラジオ 攻略!英語リスニング 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 攻略!英語リスニング 2016年 09 月号 [雑誌]

 

かなり人気のある講座ですね。

レベルとしては『実践ビジネス英語』とほぼ同程度だといえますが、この『攻略!英語リスニング』の方は、専門的な内容となっています。

たとえば、「ビクトリア女王」とか、「鉄のカーテン」などについての文章が載っています。

なので、このテキストは、英語を通して、歴史や文化的な内容の文章に慣れ親しんでいきたいという人におすすめです。

人文科学系の学部の大学生で、英語で文献を読む必要のある人も、このテキストは良いトレーニングになるでしょう。

 

しかし!!

 

このレベルではやはりぼくの中では『実践ビジネス英語』に軍配が上がってしまいます。

『攻略!英語リスニング』は歴史や文化的なことを扱っているので、どうしても固有名詞が多くなってしまって、このテキストを読み込んだところであまり応用がきかないんですよね。

上級レベルの人には基本的に『実践ビジネス英語』をおすすめします。

ラジオは聞くべきか?

というわけでNHKラジオの英語講座のなかからおすすめの講座をレベル別にピックアップしてみました。

最後に、「音声はどうするのか?」ということについて触れておこうと思います。

現実的に考えて、毎日同じ時間にラジオを聞くというのは、ほとんどの人にとって難しいのではないでしょうか?

一応、そんな場合の解決策として、インターネットで最近のラジオの音声が聞けるようになっていますが、使ってみた感じ、あまり使い勝手がよくないんですよね。

ラジオ英会話 | NHKゴガク

 

なので、音声はCDを使うのがベストです。ちょっと面倒ですが、音声をいったんスマホに入れてしまえば、どこでも簡単に聞くことができます。

『基礎英語』に関しては、CDとテキストが一体になったタイプが売られています。

NHKラジオ 基礎英語3CD付き 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 基礎英語3CD付き 2016年 09 月号 [雑誌]

 

『入門ビジネス英語』や『実践ビジネス英語』などについては別売りです。

 

ちなみに、ぼくは『実践ビジネス英語』を気が向いた時に買って取り組んでいるんですが、CDは買っていません。

テキストを買って音読するだけですが、十分な効果を実感しています。

ある程度のレベルに達している人や、他の教材でリスニング対策をやっている人は音声は使わず、テキストだけで勉強するのも全然アリです。

この方法でやると、安いのでおすすめなんです。Amazonで買えば、テキストは500円以下で買えます。

英語の勉強法で迷っている人は、とりあえずNHKのテキストを買って、読んでみると道が開けてくるかもしれません。

NHKラジオ 入門ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

NHKラジオ 入門ビジネス英語 2016年 09 月号 [雑誌]

 

英語学習におけるモチベーションを上げるための3つの具体的な方法

英語

いきなりずばり言いますが、英語学習において一番大切な要素はモチベーションです。

あなたが英語ができるようになるのかどうか、これは実はすべてモチベーションによって決まっているのです。モチベーションは、英語の勉強を進めていくための燃料。これが切れてしまったら学習のやる気が起きないので、当然英語力は伸びていかないわけです。

しかし、モチベーションを高いところで維持するのが難しいことはみなさんご存知の通り。高い時期があったとしても、ふとしたきっかけで下がっていってしまいます。

今回は、英語力を上げるために不可欠なモチベーションについて考えていくことにします。

勉強を"やらされて"いないか

モチベーションがどうしても上がらないという人にいちばんよくあるパターンは、勉強を"やらされている"場合です。

だれにやらされているかは様々です。

たとえば、会社から「TOEIC700点を取らないと昇給できないぞ」と言われて勉強している場合。これは完全に自分の意思で勉強しているとはいえません。

これはわかりやすい例ですが、本人でも気付きにくい例として、「よくわからない何かにやらされている」という可能性があります。

これはどういうことかというと、

  • 英語がペラペラな人はかっこいい
  • 英語ができるとモテる
  • これからの未来を担う世代は英語くらいできて当たり前だ

というような、別に誰が言ったわけでもないんですが、日本を覆っている"何か"です。

テレビの英会話教室のCMで、イケメン俳優が英語をペラペラしゃべっていた。かっこいい・・・よし、英語だ!

一応言っておきますが、このような動機を否定しているのではありません。

ただ、このような"何か"に"やらされて"英語を勉強し出しても、最初はいいかもしれませんが、モチベーションはすぐに下がってしまうでしょう。

 

なので、まず考えることは、

 

自分が本当に心から、自主的にやりたいと思って英語を勉強しているのか?

 

というのを確認することです。

正直な話、心からやりたいと思っていない場合は、モチベーションを伸ばす方法はありません。

"目標"がモチベーションを作る!

ただ何となく英語ができるようになりたいからという理由だけで勉強をはじめると、長続きしません。

ここで大切なのは目標、つまりゴールを設定することです。

  • 字幕なしでニュースが聞けるようになりたい
  • アメリカで生活するために、日常会話で不自由ない英会話力をつけたい
  • ハリウッド俳優になりたい

なんでもいいんですが、勉強を進めていった上での着地点が普段からイメージできると、当然いまはそれができないわけですから、目標とするレベルといまのレベルのギャップによってモチベーションが生まれます。

 

注意点としては、先ほども書いたとおり、それが自分のやりたいことであること。

また、よく英語学習方法を書いた本などを読んでいると、達成期限を設定せよと書いてあるんですが、ゴールを達成する期限は絶対に設定してはいけません。

というのも、期限を設定すると、勉強が進んでいくにつれてそれが期限内に終わりそうにもないと感じるとつらくなってモチベーションが下がるからです。

それに、ゴールを達成した状態というのは、自分にとって未知の領域なので、達成した状態がどういうものなのか、それにどのくらいの努力を必要とするのかが想像できるわけがなく、適切な期限を設定できるわけがないんです。

また、ゴールは最初はそこまでクリアじゃなくてもOKです。

はっきりとしたゴールの方がイメージがしやすいのでいいんですが、英語の勉強をはじめたばかりの段階では、クリアな目標を設定するのは難しいでしょう。なので、最初は漠然と決めても大丈夫です。

勉強が進んでいくと、だんだんと着地点が見えてきたり、自分の生活との関わりの中で英語をどう位置づけしていきたいのかがだんだんと見えてきます。

具体的方法①:生の英語に触れてみる

ゴールをしっかりと見据えればモチベーションは上がるのですが、そうは言っても、それを維持するのは難しく、時には下がってしまうこともあるでしょう。

ここまでちょっと抽象的な話が続いてしまったので、ここからは具体的に、モチベーションが下がったらどうしたらいいのかということを3つほど紹介していきたいと思います。

ひとつは、「生の英語に触れてみる」ということです。

これについては先日のエントリーでも具体的に紹介しました。

kazuuiword.hatenablog.com

容赦のない"生の英語"に触れることは、目標に対するリアリティを増幅させる上で役立ちます。

CNNを理解できるようになりたい人はCNNを見て、日常会話ができるようになりたい人はネイティブと思い切って話してみることで、目標に対してもう一度リアリティを感じてください。

具体的方法②:教材を変える

「いろいろな教材に手を出してすべて中途半端になってしまう人は多い。教材は絞って、それを徹底的にやるべきだ」

という人がいます。これは確かに一理あると思います。

ただ、いろいろな教材に手を出して中途半端になることは成功しないパターンとしてよくありますが、だからといってひとつの教材に絞って徹底的にやる必要もないと思うのです。

教材に飽きてモチベーションが下がったら、教材を一新しちゃって大丈夫です。

教材を消化していくうちに、当然英語力は上がっていきます。英語力が上がっていくと、それに伴って、その時の自分にとって最大効率である教材も変わっていくんです。

なので、ある程度真剣に取り組んだ上であれば、教材を変えるのは全然アリだとぼくは思っています。ぼく自身の経験から言うと、教材はポンポン変えてますが、その都度その都度の最大効率を考えて教材を選んでいたので、むしろ英語力は上がりました。

「ひとつの教材を徹底的にやるべきだ」というのは、完璧主義になりすぎて自滅しがちな日本人にありがちなパターンのひとつと言えるでしょう。

ちなみに、NHK語学講座で勉強している場合、教材が毎月変わるので、同じクオリティのまま、新しい参考書、新しい参考書、と変えていくことが可能になるのでモチベーションという面で考えるとおすすめです。

(おすすめのNHKラジオ講座についてまとめた記事はこちらから)

kazuuiword.hatenablog.com

具体的方法③:褒める

ネガティブ思考の人にありがちなんですが、自分のできない面ばかりに目を向けて、成長したときはたまたまだと思う人がいます。

これではモチベーションが上がるわけがありません。

やるべきことは全く逆で、ちょっとでも、本当にちょっとでもですよ、成長した時は激烈に自分を褒めましょう。

そして、うまくいかなかった時は忘れましょうw

このマインドを持っているだけで英語の学習が楽しくなり、モチベーションを高いレベルで維持できるようになります。

 

誰か他の人に褒めてもらうのも大事です。これは環境に左右されてしまうので全員におすすめできる処方箋にはならないんですが。

英会話学校に言っている人はその先生、英語学習の仲間が(リアルでもネットでもどっちてもOK)いる場合は仲間に褒めてもらうと効果的です。

 

ちなみに、誰も褒めてくれる人がいないという人は、ツイッターでぼくのアカウントに

 

「1ヶ月で500単語覚えました!」

 

とかリプライ送ってもらえれば、

 

「すごいじゃないですか。」

 

と返信するのでご活用くださいw

ぼくのアカウントはこちらから。

まとめ

というわけで今回は英語学習において最重要である、モチベーションを上げる方法について考えてみました。

やはり大事なのは、自分の本当にやりたいこと、自分が達成したいイメージを持って学習することです。

みなさんのモチベーション維持方法もできたら教えてください!

それではまた!

まだ電子辞書で消耗してるの?英語辞書はスマホアプリ一択ですよ。

英語

先日こんな記事を見つけました。

www.asahi.com

ざっくり説明すると、

電子辞書の売上はスマホの普及で販売台数は少なくなってはいるものの、学生向けの販売は堅い。スマホ全盛の時代に電子辞書は生き残れるのか?

という内容。

この記事を見つけたときのぼくの正直な感想は、

 

まだこんなことやってんのかw

 

というものでした。

だって、英語辞書なんてスマホのアプリ(とネット検索)がどう考えてもベストなんですよ。ベストというか、もう電子辞書、ましてや紙の辞書(まだ存在してるんですかね?)なんて比較対象にすらならないレベルです。

電子辞書は完全にオワコン

英語学習に有効なツールとしては、辞書以外にも英文の背景知識を調べるためのグーグル検索や、関連する情報を動画で見るためのYoutube、時にはGoogle翻訳など、さまざまなものが考えられますが、これら全部スマホ(とかタブレット)一台ですべてできちゃいますよね。

電子辞書は、辞書が入っているだけで、ネット検索やYoutubeやGoogle翻訳って入ってませんよね。

これらがすべて搭載されたスマホというものがあるのに、辞書機能だけを取り出したデバイスを使うのって、なんというか、馬鹿らしくないですか?笑

電子辞書があることで勉強中に場所も取るし、学校とか、カフェとかまぁどこでもいいんですが、外で勉強するときも、持ち運ぶの面倒ですよね。

授業中のスマホ禁止!?

電子辞書は特に高校生や大学生などの学生に人気だそうです。

その理由についてさっきの記事から引用します。

学校では、授業中にスマホの操作を禁じ、ネットとつながらない電子辞書なら使えるところが多い。カシオの今年の調査では、高校生の58%、大学生の76%が自分の電子辞書を持っているという。

授業中のスマホ操作禁止・・・?なにそれ?

いや、試験の持ち込み辞書でスマホ禁止ならわかるんですけど、授業中に禁止ってどういうことなんですかね。

大学生についてはちょっと一端置いておくとして、高校生の授業中スマホ禁止は、授業中にLINEしたりソシャゲしたりする人が出てくるからだと想像できます。

でも、スマホを英語の授業に導入することのメリットを考えると、もったいなさすぎると思うのはぼくだけでしょうか?

それに、もし授業中にLINEするのが問題だとしたら、辞書アプリと特定のサイトにしかアクセスできないようにしたスマホなりタブレット端末なりを生徒全員に配ればいいのではないでしょうか?

それだと導入コストがかかりすぎて公立高校だと税金が云々言う人がいるかもしれませんが、今タブレットの価格ってどんどん下がってきていて、タブレット自体も余りまくってますよね。しかも大量に購入するとなると、詳しい数字はわかりませんが、感覚的に一台2000円くらいで導入できるのではないかと思います。

それに、たとえば毎回の単語テストをタブレット上で行うことで、紙の大幅な節約になり、さらに生徒の単語テストの成績を一瞬で一括管理できて、先生がいちいち点数をチェックする手間が省けたりといった、経済的にプラスの効果を生む可能性も大いにあります。

大学生に関しては、授業中にスマホ禁止のところもあるかもしれませんが、結局高校生のとき使っていたから思考停止でそのまま使ってるだけの人が多いのではないでしょうか?

大人の英語学習者で使っている人も学生時代使っていたからという理由でそのまま使っているのではないかと勝手に想像しています。

なので、高校、もっといえば中学生のときから英語の授業ではスマホやタブレットを使うようにすれば状況は変わっていくのではないかと思います。

串刺し検索も不要

電子辞書のメリットとして、

英語の辞書だけで辞書が何種類も入っている。

串刺し検索(ひとつのワードを複数の辞書で同時に検索する機能)ができるので便利。

というのがよく挙げられますが、

 

そんな何十種類も本当に必要なの?

 

と思ってしまいます。

感覚的に、中学生なら英和辞典1冊、高校生でも英和と英英辞典の2冊で十分です。

大人の学習者でも、電子辞書ほどの内容量は便利というよりは多すぎてむしろ学習の妨げになってしまうのではないでしょうか。

 

ちなみにぼくが使っているのは、

  • ロングマン英和辞典(iPhoneアプリ)
  • ロングマン英英辞典(iPhoneアプリ)
  • アルクの英辞郎(ネット上の辞書)

の3つのみで、これで解決しないことが20回に1回くらいあり、そのときはググります。これでほとんど100%納得できます。

ぼくの英語レベルとしては英検1級・TOEIC900点超えで、日々アメリカの政治討論番組を英語で楽しみ、EU脱退についてイギリス人と議論できるくらいです。

あまり高いレベルだと感じない人もいるかもしれませんが、何が言いたいのかというと、このくらいのレベルまでならぼく自身で実証済みなので、安心してこれらのツールだけで勉強していただいで大丈夫だと言うことです。

もちろん、通訳や翻訳家などのプロを目指す人たちは電子辞書が必要になるかもしれませんが、いずれにしても英語学習者のほんの一部の人だといえるでしょう。

そもそも辞書っている?

冒頭で紹介した記事にちょっと気になった部分がありました。

海外でも、学校で辞書を使う習慣がないなどの理由で中国とドイツなど一部でしか根付かず、「ガラパゴス製品」の壁を打ち破れていない

海外では辞書使わない国があるそうです。

ぼくは、日本人の英語学習者は辞書好きすぎじゃない?と思うんです。

当たり前のことですが、辞書を引くことが学習の目的ではないんです。辞書はあくまでもツールであり、学習の補助をするものです。

辞書を引くことで単語が記憶に定着する

と言っている人もよくいますが、単語を記憶に定着させる最も良い方法は、それを何回も口に出し、書き、復習を重ねること、つまりそれを覚えようとすることで、辞書を引くことではないですよね。ツールと目的を混同した意見だといえます。

話が少し飛躍するように感じるかもしれませんが、これは100点満点を目指そうとする日本の英語教育に問題があるのではないかと思っています。

学校で勉強するテキストでわからない単語が出てきたら、みんなその度に辞書を引いて全部理解しようとしますよね。そうしろと先生に指導されているわけだし、そうしないとテストで点が取れないからそうするわけです。

でも、ぼくがいままで英語を勉強してきた経験からして、わからないことをわからないまま適度に放置した方が、英語の力は伸びます。

完璧主義を目指さない方がいいんですよ。

これは、ちょっとこれはかわりそうもないな、と思ったことは放置していった方が全体の学習効率が上がるからです。

それに、特に初学者の人が当てはまることですが、辞書を引くと、そこにある例文にわからない単語が含まれていて、その単語を辞書で調べるとその単語の例文にまたわからない単語が含まれていて(以下略)

という事態が起きてしまい、わからないことが爆発的に増えてしまうことがあるんです。

そういう勉強をするよりは、わからないところは適度に放置し、100点を目指した上でいくつわからないことがあったのか、という減点方式ではなく、そのテキストから一つでも新しいことが吸収できたらOK、というゼロにイチを足していく加点方式で勉強していきましょう。

そのためにも辞書はほどほどに。辞書を引くことが目的にならないようにすべきです。

スマホアプリの更なる進化を求む

もうみんな電子辞書使うのやめて、スマホのアプリ+ネット検索にしていきません?

ぼくがここまで電子辞書を叩いてるのって、電子辞書を使う人がもっと減り、それによる必然的な結果として、スマホを使っていく人が増えていけば、スマホの辞書アプリはもちろん、その他の英語関連ツールが進化していくと思うからなんです。

辞書アプリにしても、電子辞書をただスマホに移しただけという感じで、まだまだまだまだ伸びしろはあり、もっと便利で面白いツールになっていくのではないかと感じています。

繰り返しになりますが本当に正直、ぼくはこの記事を見て 「まだ使ってる人いるんだ・・・」って感じだったんですよね。

最後にホリエモンの的確なコメントを紹介して終わろうと思います。

それではまた!

(関連記事)

英検1級・TOEIC900点の人がおすすめの英語参考書を10冊厳選してみた

茂木健一郎著『最強英語脳を作る』が英語学習者必読の良書だったのでレビューしてみる

中検準4級の勉強法とおすすめの参考書をまとめてみた

中国語

中検、正式には中国語検定試験は、日本中国語検定協会という団体が実施している、中国語の能力を測るための試験です。

中国政府が実施しているHSKと並び、日本における中国語学習者に人気のある資格試験で、毎年多くの人が受験します。

中国の経済発展に伴い、日本における中国語学習者の数は増えています。しかし、日本では依然として外国語といえば英語という状況で、参考書などを含めた外国語学習ツールも、市場に出回っているものはほとんど英語学習についてのものです。

そんな中で、中検のようなしっかりとした資格検定試験というのは、学習者にとって、勉強のペースメーカーになり、また、中検を目指すことで単純に中国語力も上がる有益な存在といえます。

今回は、中国語の学習を始めた人の最初の目標となる中検準4級について、

  • 問題のレベルと学習期間
  • おすすめの勉強方法

を詳しく書いていこうと思います。

中検準4級のレベルと勉強期間

公式HPによると、中検準4級のレベルは次のようになっています。

学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること。
(学習時間60~120時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了,高等学校における第一年度通年履修,中国語専門学校・講習会などにおいて半年以上の学習程度。)

基礎単語約500語(簡体字を正しく書けること),ピンイン(表音ローマ字)の読み方と綴り方,単文の基本文型,簡単な日常挨拶語約50~80。

必要単語数に注目してみると、単語が500と挨拶フレーズが50で約550語程度の語彙力が必要だということになります。

単語のみで考えると、1日10単語覚えたとして2ヶ月弱ということになります。

もちろん、このように単純に勉強が進むわけではありません。実際には、中国語は最初は発音をしっかりとやらなければいけないので、発音に2週間~1ヶ月、単語と問題演習に2ヶ月とみて、学習期間は1日2時間の学習で3ヶ月くらいが目安です。

 

試験は3月、6月、11月の第4日曜日に実施されています。詳しい日程や応募方法については、年によって変更の可能性があるので、公式HPを参照してください。

www.chuken.gr.jp

メインの対策本はこれだ!

まず、中検を受験したいという人には、2種類のパターンがあるのではないかと思います。つまり、

  1. 中国語学習の最初の段階として準4級を受験。合格後も中国語の勉強は続けていく予定。
  2. 合格後も中国語の勉強を続けていく予定はない。

の2パターン。大体が①に当たると思いますが、会社からの命令で準4級が必須になったので資格としてとりあえず準4級があればいいという人や、ガチでやる気はないんだけれども中国語の一端を垣間見るために準4級だけ取りたいといった、②に当てはまる人もいると思います。

①と②の場合で多少勉強法は変わります。今回は基本的に①の場合に絞って考え、②の人向けにたまにコメントをつけるという形で解説していきたいと思います。

いずれにせよ、必須の参考書があります。それがこれ。

合格奪取!中国語検定 準4級 トレーニングブック

合格奪取!中国語検定 準4級 トレーニングブック

 

『合格奪取! 中国語検定準4級トレーニングブック』という本。

非常に優秀な本です。これは必ず手元に置いておいてください。

では、順番に対策法を紹介していきたいと思います。

まずは発音と語彙強化

中国語学習において大事なのは、なんといっても発音です。実際、中検準4級でも、筆記試験の最初の大問は漢字の正しい読み方を選ぶ問題で、また、リスニングに至っては半分以上が発音の問題です。

これには、『紹文周の中国語発音完全マスター』を使ってがっつりやりましょう。

改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター

改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター

 

中国語で使われるそれぞれの発音について、練習ができるようになっています。

ただ、合格後も中国語を勉強する予定のない人や、とりあえず中検準4級だけ欲しい人は、これをやるとオーバーワークなので、さきほど紹介した『準4級トレーニングブック』の最初の章をやれば十分です。

20ページ程度で、準4級に出題される発音を学ぶことができるようになっています。

 

また、発音学習が進んできたら、語彙の強化もしていきましょう。

これには、アルクから出版されている『キクタン』の入門編を使うのがベスト。

キクタン中国語【入門編】中検準4級レベル

キクタン中国語【入門編】中検準4級レベル

  • 作者: 内田慶市,沈国威,氷野善寛,紅粉芳惠,関西大学中国語教材研究会
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2008/05/27
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 11回
  • この商品を含むブログ (5件) を見る
 

中検準4級レベルの基礎単語約500語が収録されています。

これを1日10単語程度覚えて、2ヶ月弱で制覇してしまいましょう。

使う際の注意点としては、まず、必ずCDの音声を聞くことです。これはそのままリスニング対策にもなります。

また、必ず例文も音読するようにしていきましょう。筆記試験に、並び替え問題が出題されます。例文を音読することで、単語が記憶に残りやすく、さらに筆記試験対策にもなるんです。

さらに、見慣れない漢字、つまり日本語では見たことのない形をしている漢字を見つけたときは、3回くらい書いてみることにしましょう。

準4級の筆記試験では、中国語を書かせる問題が出題されます。見てわかるというレベルではこの問題に対応できないので、しっかり書けるようにしてください。特に、過去問を確認する限り、日本語で使う漢字とは形が違うものが狙って出題されています。これらの漢字には特に注意して覚えていくようにしましょう。

メインのテキストをこなす

発音、単語共に8割以上完成したところを目安に、さきほど紹介した『準4級トレーニングブック』をやっていきます。

発音はもうやっているので、具体的にはこの本の第2章以降をやります。

この本の説明は非常に丁寧で、全く文法を知らない人でも、読むだけで合格に必要なレベルの文法を身に付けることができるようになっています。

ちなみに、文法事項について、もっと深く知りたい、と思うことがあるかもしれません。そういう人は、『WHY?にこたえる はじめての中国語の文法書』の該当箇所を参照すると、今後の学習にも役立つでしょう。

Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

 

Amazonのレビューを見てもわかりますが、この本は本当におすすめ。中国語の文法書の中では間違いなく一番です。

ただ、これについてもやはり、準4級以上の勉強をする予定のない人はオーバーワークなので、手を出すのはおすすめできません。

模擬試験と過去問で最後の仕上げを!

一通り問題演習が終わったら、『トレーニングブック』の最後に付いている模擬試験2回分をやりましょう。

準4級の合格点は、100点満点中の60点なので、この時点で6割取れていたらOKです。

OKなんですが、8割以上を目指しましょう。実際、ここまで紹介した勉強方法でしっかりと毎日勉強していれば、楽々超えてしまうはずです。

 

これで対策としてはすべてになりますが、もっと問題をこなしたいという人は、過去問を解いておくと合格確実です。数種類出ていますが、いちばんのおすすめは白帝社から出ているものです。

中検準4級試験問題 [第86・87・88回] 解答と解説

中検準4級試験問題 [第86・87・88回] 解答と解説

 

過去問が3回分収録されています。

なぜこの過去問がいちばんなのかというと、比較的安く、またレイアウトも無駄がなく見やすいからです。

また、巻末におまけとして載っている挨拶フレーズ60が実はすごく優秀。これを買った人は、絶対に何回も音読して覚えてしまいましょう。

まとめ

というわけで今回は中国語検定準4級に合格するための勉強法を紹介しました。

実際、準4級は難しい試験ではないのですが、しっかりと対策することで、中国語の基礎が身につき、今後の学習にはずみをつけることができます。

どの級もそうなんですが、中検は問題が作りこまれていて、クオリティーが高いです。

ぜひこれを活用し、中国語力を上げていきましょう!

(関連記事)

kazuuiword.hatenablog.com

(ツイッターもやっています。フォロー大歓迎です!)

大原扁理著『年収90万円で東京ハッピーライフ』のレビュー。

読書感想文

『年収90万円で東京ハッピーライフ』という本が面白かったのでそれについて書こうと思います。

年収90万円で東京ハッピーライフ

年収90万円で東京ハッピーライフ

 

 

作者の大原扁理氏を知ったのは、京大卒ニートのphaさんのこのブログ記事を読んだのがきっかけでした。

pha.hateblo.jp

この記事にもある通り、著者の大原扁理さんは、多摩の家賃2万8000円のアパートに住み、仕事は基本的に週に2日だけするという生活スタイルで暮らしていて、本人はそれを"隠居”と呼んでいます。

同調圧力や空気に負けるな

この本の帯コメントを書いているのはホリエモンです。ホリエモンというと、とてつもない行動派で、常に複数の仕事を猛スピードでこなしている超人なので、そういう意味では『年収90万円で東京ハッピーライフ』的なのんびり感とは正反対の人物なんです。

ただ、実は大原扁理さんとホリエモンは、

世間の常識や同調圧力に対する疑問

という点で考えが共通しているんです。

親も先生も信用してはいけない。就職しなくても生きていける。終身雇用なんて期待するな。世間の常識は疑ってかかれ。同調圧力や空気に負けるな。人生は一度きり。他人に自分の運命を左右されるのは御免だ。など、僕と考え方はほとんど同じだ。「働かざるもの食うべからず」なんて、古い。

(堀江貴文氏の帯コメントより引用)

これは、社会的成功から乗り遅れまくったら、不幸になるどころか毎日が楽しすぎて、ジョーシキっていったい何だったんだろう、進学しなきゃいけないとか、就職しなきゃいけないとか、結婚とか子育てとか老後の蓄えとか、資格も技能もマナーもテレビもスマホも友達も、なくても生きていけるものばっかりじゃん。もー自分しか信じないもんね。何が幸せとか、自分で決めちゃうもんね。おならプーだ。という本です。

(11ページ)

"こう生きるのが真っ当な生き方だ"みたいなのが世の中には多すぎる気がします。

具体的にはやっぱり、進学・就職・結婚です。

日本にはあたかもこの3つだけで人生が構成されているかのような風潮がありますよね。

昔はそれでも大丈夫だったのかもしれませんが、時代が進み、人々の生き方が多様化していくにつれて、この3つでは人生語れなくなってきてますよね。

しかも、メディアは、テレビなどの大衆向けのものは特にそうなんですが、進学・就職・結婚を"しない"ことを"できない"と表現することが多いです。「就職できない人が増えている」といった具合に。

で、そのレールから外れた人を冷たい目で見るんです。

でも、就職や結婚する人が減ってきているとしたら、それは人が悪いのではなく、進学や結婚といったシステムの方が破綻し始めているのでは?と考えるのがまともな思考だと思うんですよね。

まともだし、生産的というか。そもそもシステム・制度って、人間に利益を生むために元はといえば設計されたもののはずです。それなのに、制度に人間が合わなくなってきたときに人間側に問題があると言うのはどう考えてもおかしいと思うんです。

じゃあ、どんな場合にも当てはまる、いちばん大切なことって何でしょうか? それは、「どうすれば自分が幸せか?」を、他の誰でもなく、自分自身が知っていることじゃないかな。

(22ページ)

"実感"を大事にして生きる

今でこそ隠居生活をしている著者の大原さんですが、上京したばかりのころは、家賃7万円以上のシェアハウスに住み、仕事もバイトをいくつも掛け持ちしていたという状況だったそうです。

しかし、仕事のために生きているような忙しい毎日の中で、仕事以外のこと、たとえば食などについて、全く気にかけなくなってしまったことに疑問を持ち、家賃を下げ、仕事を徐々に減らし、今の生活に落ち着いたとのこと。

この『年収90万円で東京ハッピーライフ』には、「実感」という言葉が何回も出てきます。

大原さんは、"日々を実感"して生きることに重点をおいているそうです。

さて、起きたらまずは窓を開けます。どんなに寒かろうが台風だろうが。外の空気と部屋の空気が混じって、やがて入れ替わり始めると、なんか新しくなったという感じで、良い1日が始められそうな気がします。

(15ページ)

仕事などでとてつもなく忙しい時って、たとえば朝窓を開けるときも、空気を入れ替えるため、という実質的な理由のためだけになってしまうというか、そこに新しい1日の始まりとしての"実感"を感じることってできなくなってしまうと思うんです。

生活に余裕を持つことで、小さいことでも実感を得ながら生活できるので、精神的にもゆとりをもって生きていけるということなんだと思います。

 

この本の第3章「衣食住を実感する暮らし」では、大原さんが特にこだわりをもっている「食」について、かなりのページを割いて書かれていますが、ここでもやはり大事にしているのは日々の実感ということでした。

たまに外出先で、どうしてもお腹が空いて、知ってるお店も近くにないと、ファストフード店に入ることがあります。

そしてだいたい面白いです。

何が面白いかというと、そこにいる人がどうやって食べ物を食べているのかを観察することです。ほとんど機械的に食べていて、あんまり噛んでいなくて、ひたすら飲み干すだけの人、多し。のどごしを楽しんでいる。ざる蕎麦じゃないんだから。スマホいじりながらとか、ゲームしながらとか、食べ物に目もくれずに、思いも馳せずに食べる。「いただきます」も「ごちそうさま」もない。

(68ページ)

大原さんは基本的にほぼ自炊で、玄米に漬物一品に汁物、といった玄米菜食を実践されているそうです。粗食ですね。

面白いなと思ったのが、玄米菜食にしてから、細かいことで怒らなくなったりといった、精神的に落ち着くようになったということ。ちなみに肉を食うと欲が増すそうです。

人間の体は食べたものからできているとよく言いますが、肉体だけではなく精神的な面にまで、食って影響するんですね。

忙しくて余裕がないときって、イライラしがちですが、余裕がなくなって食べるものが適当になると、そのせいでさらに精神状態が乱れる、という悪循環に陥ってしまうわけです。

微調整を重ねて自分の生き方を見つける

本の中では何回も書かれていることですが、この本は隠居の良さを説明し、隠居を進める本ではありません。むしろ、隠居は暇な時間が多いから、暇をつぶす能力がある人にしか向いてないよ、といったことまで書かれています。

大事なのは、経済面や体力面、精神面的に自分の快適なポイントというのを日々微調整を繰り返しながらそれぞれが見つけることだといいます。

人なんてみんなそれぞれ違うんだから、快適な生き方というのもそれぞれで違うはずです。大事なのは個人がそれを探すこと。

しかし、さっきも書きましたが世の中には"こうあるべきだ"という世間が勝手に決めた像があり、それが明らかに、不本意な生き方をして苦しんでいる人を増やしている気がします。

この『年収90万円で東京ハッピーライフ』を読み、「ああ、こういう生き方をしている人も世の中にはいるんだな」と知ることで、生きやすくなる人も多いのではないでしょうか。おすすめです。

年収90万円で東京ハッピーライフ

年収90万円で東京ハッピーライフ

 

(関連記事)

堀江貴文著『本音で生きる』は後悔しない人生を送りたい人の必読書である!

『始めよう。瞑想』を読んで瞑想をはじめたよ。