TOEICの優秀賞「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」を受賞しました!…って、これ一体なんなの?
今日(2017年5月11日)、家のポストを見てみると、TOEICを実施しているIIBCという機関から封筒が届いていました。
「IIBCがぼくに何の用?」と思いながら中を開けてみると、『IIBC AWARD OF EXCELLENCE』と書かれた冊子が入っていました。
さらに、その冊子の中には立派な賞状(らしきもの)が・・・!
「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」とは?
「え、なにこれ?」
と思っていると、
「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」ご送付のお知らせ
と書かれた紙が入っていました。
そこからちょっと引用してみます。
この度、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)では、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの英語4技能をバランスよく学習され、コミュニケーションツールとして英語を積極的に使われている皆様を応援させていただきたいという思いから、「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」(以下、IIBC AWARD)を設立いたしました。
英語で「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を測定するTOEIC Testsの公開テストを受験し、一定のスコアに到達された皆様に、毎年一度この時期に、IIBC AWARDをお送りさせていただきます。皆様は開設初年度の受賞者でいらっしゃいます。おめでとうございます!
とのこと。
要するに、TOEICに新しく優秀賞が開設され、自分がその初代受賞者のうちの一人に選ばれたということだったんです。
何点取ればもらえるの?
「IIBC AWARD」を受賞するための条件は、その年度(4月~3月)のテストで
リスニング 375点以上
リーディング 425点以上
(TOEIC LR 800点以上)
スピーキング 160点以上
ライティング 170点以上
を取得する、というのが具体的な条件になります。
ぼくは昨年度のTOEICでは
リスニング 495点
リーディング 490点
スピーキング 170点
ライティング 200点
を取得したので、条件を満たしていたわけですね。
ちなみに、初代の受賞者は合計で256名だそうです。
この賞が開設された本当の理由
「優秀賞取ったぜ~!イェーイ!」
という自慢がしたくてぼくはこの記事を書こうと思ったわけではありません。
本題はここから。
本題というのは、
これって一体何なの?
もっと具体的に言うと、
なんで急にこんな賞ができたの?
ということです。
確かなことは誰にもわからないというのが実際だとは思いますが、ぼくなりの考えがあるので書いていこうと思います。
まず、先ほど引用した部分からもう一度一部引用してみます。
英語4技能をバランスよく学習され、コミュニケーションツールとして英語を積極的に使われている皆様を応援させていただきたいという思いから・・・
続いて、IIBC公式HPでは、この賞を作った背景として
IIBCは、英語4技能をバランスよく身につけ、ビジネスや日常のさまざまな場面で英語を使って活躍していただきたいとの応援の気持ちを込めてIIBC AWARDを新設しました。
と書いています。
さて、注目していただきたいのが、繰り返し使われている「英語4技能」という文言です。
TOEICには大きく分けて「TOEIC Listening&Reading Test」と「TOEIC Speaking&Writing Test」の2つの試験があります。
(参考記事)
TOEIC LRとSWでは何が違うの?受ける前に知っておくべき違いを解説してみた!
要するに、リスニングとリーディングの力を測定する"普通のTOEIC"と、「話す」「書く」力を測定する「SWテスト」の2種類があるわけです。
しかし、この2つには大きな違いがあります。
それは人気・規模です。
普通のTOEICが年間250万人以上の受験者を抱えているのに対し、SW(スピーキング&ライティング)テストは3万人弱しかいません。
絶大なる差があるのです。
そして、TOEICを実施するIIBCはSWテストの受験者を増やすべく、大々的なPRを行ってきました。
結果、受験者は毎年増えていることは増えているんですが、LRテスト(普通のTOEIC)には全く及びませんし、依然として認知度もイマイチです。
僕がLRテストを便宜上"普通のTOEIC"と書いたのもそうですが、世間的に"TOEIC"と言ったらそれは「TOEIC LR」のことなんです。
しかし、様々な地域出身の人々が交流するグローバル社会において重要性が高まっているのは、「話す力」や「書く力」といった、発信力。
IIBCも、この流れに対応すべく、SWテストを強化したいと切実に願っています。
で、結局何が言いたいのかというと、IIBCは今回の「IIBC AWARD」を設置し、それを「TOEIC900点」にかわる新たな「到達点」として浸透させていくことで、「4技能を測るテスト・TOEIC」という認識を広めていきたいんだと思うんです。
いままで、TOEICにおけるもっとも一般的な最高到達点は「TOEIC800点」や「TOEIC900点」でした。
なので、TOEICで900点を取って「よし!目標達成~!」となって終わり、という人が多かったんです。
しかし、今回それよりも上の称号が出てきたことで、これらTOEIC LRの高得点取得者が、TOEIC SWをこぞって受験し始める・・・
ということが十分考えられますよね?
今回のこの賞のネライはそれだとぼくは分析しています。
いや、もっと率直に言いましょう。IIBCが言いたいのは、
「みんな、頼むからSW受けてくれぇぇぇぇぇ~~~~~~~!」
ということなんですよ笑。
勝手にIIBCにアドバイス
今回、こういった賞を設けたのは、個人的には面白い施策だったなと思っています。
ただ、こういう路線を展開していくなら、もうちょっと考えたらもっといろいろやり方あるのでは?と思うんです。
たとえば、TOEICのゆるキャラを作って、「IIBC AWARD」受賞者のみに限定フィギュアをあげるとか(ふざけてないですよ)。
「トイッ君」みたいな(ふざけてないです)。
というのも、ただの賞だけだと、インパクトに欠けるような気がするんですよね。
賞状で表彰されるだけなら「どうでもいいかなー」と思ってしまいますが、仮にトイッ君のフィギュアがもらえるとしたら、ぼくは全力で頑張ります。
こういう人多いんじゃないのかな。。
あと、条件を変えた別の階級を設けるのもいいと思います。
たとえば、SWテストで一定の条件を超えた人のみに与えられる「この人英語話せますよの証明」とか(ふざけてないんですよ)。
とにかく、もっと多くの人にテスト(特にSW)を受けさせたいなら、もっとゴリ押しでなんでもありでやっていったほうがいいと思いますね。
まとめ:TOEICは4技能で測る時代です!
というわけで今回はTOEICに新登場した優秀賞、「IIBC AWARD」について書いてみました。
書き忘れてましたが、IIBC AWARD受賞者限定のイベントなども今後開催される予定とのことです。
受賞された方、ぜひ会場で会いましょうね。
今回のこの賞の出現によって、「TOEICは4技能で測るテスト」という認識が広がり始めていくと思っています。
いままでLRしか受けてこなかったという人は、これをきっかけにSWテストの受験をし、IIBC AWARDをめざしてみるのもいいのではないでしょうか。
記事中で「どうでもいい」と書いてしまったんですが、賞状をもらって「おめでとうございます!」と言われたら悪い気はしません。むしろうれしいです笑。
ちなみに、TOEIC SWの勉強についてはどこよりも詳しく、わかりやすく、最高効率の方法を記事にまとめたのでぜひそちらも合わせて読んでみてください。
英語のテキスト入力は音声入力が圧倒的に便利!その絶大なるメリットをどうしても語りたい。
普段スマホやPCで英語のテキストを入力する機会があるという人、どういう方法で入力してますか?
もしも100%手で入力しているとしたら、かなりの時間とエネルギーを無駄にしている可能性があります。
英語での文章入力は、音声入力が圧倒的に便利です。
ぼくも普段英語でメールの文章を作成したり、日⇒英の翻訳をしたりしていますが、音声入力で済ませることがかなり多いです。一度慣れてしまうと離れられなくなってしまうくらい便利なんですよね。
今回は、英語テキストを音声入力するメリット(とデメリット)について書いていこうと思います。
※音声入力の設定の仕方については、お持ちのスマホごとに設定の方法が違うので各自ググってください。ここでは「英語の音声入力のメリットデメリット」を書いていきます。
英語音声入力のメリット
速くて省エネ
音声入力は手で打つのにくらべて速いです。とにかく速い。めちゃくちゃ速い。
ぼくもそうなんですが、仕事で英語を使っている人なんかは、仕事の効率を上げるという意味でも、絶対に音声入力を活用すべきです。
音声入力を使って入力のスピードが速くなった分、肝心な内容の方を考えたり、別のタスクをこなしたりする余裕が生まれてくるんです。
また、音声入力は省エネだというのも大きなメリット。
ここでいう「エネルギー」はスマホのバッテリーのことではありません。人間のバッテリーの方です。
スマホの画面をじっと見て、手でちまちま文字を打っていくのと、時にはよそ見でもしがら声でペラペラッと入力するのでは、使うエネルギーに大きな差があるのは自明ですよね。
要するに、音声入力の方が疲れないってことです。
スペルのミスがなくなる
手で英語の文章を打っているとき、
「あれ、この単語のスペルなんだっけ?」
と思う瞬間って誰でもあると思います。
予測機能がある程度助けてはくれますが、それでもわからなくなってしまうことはよくあるのではないでしょうか。
英語という言語は発音とつづりの間にはっきりとしたルールがないので、手で入力できるようになりたいと思ったら、単語のスペルをひとつひとつ覚えていくしかありません。
これは英語という言語の本当に厄介な点で、ネイティブですら簡単な単語のスペルがあやふやだという人がうじゃうじゃいます。ぼくも英検1級を持っていますが、超基礎的な単語でも、たとえば「2月」を表す「フェブラリー」や「成功」という意味の「サクセス」などのスペルは書けません笑。
そしてこの点でも音声入力が非常に優秀なんです。
音声入力なら、違った単語として認識されたりしない限り、スペルの間違いはゼロになります。
「あれ、この単語のスペル、なんだっけ?」
というあの現象から解放されるわけです。意図した単語が正しいスペルでどんどん入力されていくのを見るのは一種の爽快感すらあります。
なぜ「英語の」音声入力だけゴリ押しするのか
「音声入力がめちゃくちゃ便利だ!」
みたいな話って、ここ数年ずっと言われてきたことなんですけど、日本語での入力の場合はびっくりするくらい普及していないなと感じます。
普段日本語でLINEなどをするとき、音声入力を使っている人ってどのくらいいますか?
おそらくほとんどの人は手でフリック入力しているのではないでしょうか。
でもそれもそのはずで、日本語の音声入力って、"なんか微妙"なんです。
まず、漢字の問題があります。
日本語で音声入力すると、意図した漢字とは違う漢字で変換されてしまうことがよくあるんです。で、それを直すのは手でやることになります。めんど!
めんどくさいし、手を使うことによる"負けた感"がすごい・・・。
これは、日本語という言語は、使われる音の種類が少なく、その代わり漢字によって複数の意味を区別する、という性質から来ています。
それに対して英語では、基本的にひとつの読み方に対して1種類の単語が対応していますし、当たり前ですが漢字もないので、このような問題は発生しないんです。
次に、日本語の場合は手でテキストが入力しやすいというのも大きいです。
スマホのフリック入力は本当に優秀で、慣れればPCのキーボードでズバババッと打つのに負けないくらいのスピードで入力することができるようになります。
また、日本語は手で素早く打っても打ち間違いが少ないんです。
ちょっと下の2枚の画像を見てください。
これらは、iPhoneのキーボードで、上が日本語、下が英語。
注目してもらいたいのがそれぞれのキーの大きさです。
日本語は大きく、英語はかなり小さいのがわかると思います。
英語はちまちましているので、高速で打つと、結構間違えるんですよ。
しかし、日本語はひとつひとつのキーが大きいので、速いスピードで打っても間違えることはほぼないでしょう。
このように、日本語の場合は手での入力が優秀すぎるがために、音声入力に変えるモチベーションが生まれてこないんです。
さらにさらに、日本語の音声入力は、まだまだ認識の精度がイマイチです。
日本語を音声入力してみて、意図したものとはまるで違う言葉が表示された、という経験がある人は多いのではないでしょうか?
効率を上げるために音声入力を使っているのに、いちいちやり直したら意味ないですよね。
英語音声入力のデメリット
発音ができないとムリ
今まで説明してきたとおり、絶大なメリットがある英語の音声入力ですが、その反面、デメリットもあります。
まずは、やはり「発音がしっかりしていないと認識してもらえない」点ですね。
これはたしかに大きな壁だと思います。
しかし、これは完全にぼくの経験則でしかありませんが、日本語よりも英語の方が認識の精度が高いです。
ぼくは日本語ネイティブで、英語の発音は日本語なまりが混じっていますが、それでもほぼ100発100中で認識してくれます。
これは、ぼくの発音力というよりは、認識の精度がすごいというのが理由だと思っています。
なので、恐れることはありません。
もしも、本当に全然意図した単語が認識されないという場合は、専用のテキストで発音を練習してみましょう。
イチオシは『英語耳』です。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/12
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(参考記事)
英語の発音ができるようになりたいなら『英語耳』!ネイティブばりの発音を身につけよう!
場所を選ぶ
静かにしなければいけない公共の場では声が出せないので、音声入力ができません。
移動中の電車内など、スキマ時間を使ってスマホで仕事をする人は多いはずです。
そういう時に使えないというのはデメリットだなと感じています。
職場で使う場合でも、ざわざわと活気のあるところならいいですが、みんなが静かに黙々と仕事に取り組む職場の場合は、音声入力をするのは難しいでしょうね。
声を出すのがキツい時がある
朝起きて数時間以内などは、ハキハキとしゃべることが不可能なので(ぼくだけ?)、音声入力が厳しいです。
あと、これも人にもよるとは思いますが、「なんとなく声を出したくないテンションの時」ってありませんか?笑
静かにしていたい・・・というか。
そういう時にちょっとダルいというのも音声入力のデメリットかなと思います。
まとめ
というわけで今回は英語のテキスト入力は音声入力がかなり優秀ですよ、という話でした。
記事中でも書きましたが、現在日本語の音声入力がイマイチなので、その延長として、英語を入力するときも手で打っているという人は結構いると思います。
しかし、そういう人はかなりもったいないと思います。
英語を入力するときは音声入力をぜひ活用してみてください。
慣れれば本当に離れられなくなりますよ!
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まだ電子辞書で消耗してるの?英語辞書はスマホアプリ一択ですよ。
『英語と一緒に学ぶ中国語』は英語の知識を活かして中国語が学べる良書!【レビュー】
中国語を勉強している人のうち、ほとんどの人は英語を勉強した経験のある人だと思います。
ガチで英語に取り組み、かなりのレベルに到達している人もいるでしょうし、そうでなくても、中学校の授業で勉強して、多少は知識があるという人がほとんどですよね。
今回は、英語の知識を活かしながら中国語を勉強できる参考書を見つけたのでレビューしていこうと思います。
『英語と一緒に学ぶ中国語』という本です。
テキストの内容
この本では、中国語の基礎的な文法事項について、例文を用いた解説がされています。ひとことで言うと「中国語の基礎文法テキスト」ですね。
しかし、普通の文法テキストとは決定的に違う点があります。
それは、英語の文法と比較しながら中国語の文法が解説されている点です。
各文法事項について、「英語ではこうだけど中国語ではこうなんです」という流れで説明がされています。
タイトルが『英語と一緒に学ぶ中国語』なので、英語も中国語も全くできない人が、2言語同時に勉強できるテキストだと思ってしまう人もいるかもしれませんが、このテキストは、正確には
「英語の知識がすでに多少ある人が、英語の知識を頼りに中国語の初級文法を学ぶことができる本」
です。
ここは実際に買う前に注意すべき点ですね。
中国語の文法は簡単!?
「でも、英語と中国語は全く違う言語だし、一緒に勉強して効果あるの?」
これが、この本に対する最も多い批判かなと思います。
でも、今回この本を一通り読んでみて、英語を頼りに中国語の初級文法を勉強するのはかなり効果的で、大きなメリットがあるなと感じました。
具体的にはまず、中国語の文法に対する恐怖意識がなくなることです。
『英語と一緒に学ぶ中国語』では、説明が
英語ではこんなに複雑!
↓
でも中国語ではこんなに単純!
↓
中国語、イケそうでしょ?
という流れでほぼ一貫しています。
疑問文の説明を例として挙げてみます。
中国語で「あなたは彼が好きです。」は
你爱他。
你(=あなた)
爱(=好き)
他(=彼)
となります。
(意味的に変ですが気にしないで下さい)
英語では
You love him.
ですよね。
ではこれを疑問文にするとどうなるのか?
英語では
Do you love him?
というように"do"という助動詞を文頭にもってくると疑問文ができます。
中国語では
你爱他吗?
のように"吗"を文末につけると「あなたは彼が好きですか?」という意味の疑問文になります。
どちらもそこまで難しくないように思えるかもしれませんが、英語では、主語によって"do"や"does"を使い分けなくてはいけなかったりして面倒です。
中国語ではそういった区別もなく、"吗"を文末につけるだけ。
しかもこの"吗"は、日本語で
あなたは彼が好きですか?
と言うときの文末の「か」と同じ感覚で使えるので、日本語ネイティブにとってものすごく親しみやすいんです。
今説明したのはほんの一例ですが、一般的に言っても中国語の文法は英語よりも簡単です。
この本を使えばそれを深く実感することができるので、読んでると「中国語の文法、なんだかイケそうじゃん!」という気持ちになってきます。
記憶に残りやすい
「勉強したことが記憶に残りやすい」というのも、英語と一緒に中国語を勉強する大きなメリットです。
英語の知識を頼りに中国語を勉強すると、すでに頭にある英語に関連付けられる形で中国語の文法知識が学習されるので、英語の知識が中国語の知識をひっかける"フック"となり、記憶への定着が早くなります。
「英語と中国語の知識がゴチャゴチャになりそうで不安・・・」
と思う人もいるかもしれませんが、それはむしろ逆で、しっかりと両者の違いを意識しながら勉強した方が、知識の混同がなくなります。ほんとです。
中途半端に英語の知識があると、中国語を勉強したときに英語の知識が邪魔になって、ミスをしてしまうというのはよくあること。ぼくもそうです。
しかしこの本を一通り読んでおけば、2つの言語の違いがハッキリとわかるので、頭の中でしっかりと区別され、整理されていきます。
ぼくが中国語の勉強を始めた2年前にこの本があったら、もっとスムーズに勉強が進んでいたのにな~と思いますね。。。
コラムが最高すぎる!
随所に散りばめられているコラムがめちゃくちゃおもしろいです。
これは本当にヤバイ。これだけでも買う価値ありかも・・・。
扱っているテーマとしては、
中国語を直訳した英語
Yes,Noに対する語彙がない中国語
コスパにこだわる「断捨離言語」中国語
バイリンガルな中国語世界
「中国語学習うんざり症」対策
などなど。
合計27個のコラムが本の途中途中に収録されています。
コラム自体がめちゃくちゃ面白くてためになるというのもあるんですが、このコラムのおかげで、単調になりがちな文法学習の気分転換ができます。
勉強が続くための工夫もされていて、本当に優秀な本だなと思いますね。
類書との比較
「英語をヒントに中国語を勉強してみよう」というコンセプト自体は、実は真新しいものではありません。
今まで『英語がわかれば中国語はできる』や 『英語も同時に覚えよう 聴いて覚える中国語』など、英語と中国語、2言語を扱ったテキストは何冊も出版されてきました。
- 作者: 外語教学与研究出版社,センゲージラーニング株式会社
- 出版社/メーカー: アスク出版
- 発売日: 2009/03/19
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しかし、これらの本はどちらかというと「日本語、英語、中国語が並んだ例文集」という感じで、今回出版された『英語と一緒に学ぶ中国語』のように、
- 英語と中国語の文法の違いを詳しく「説明」している
- 説明がとにかくわかりやすい
といった特徴は持っていません。
そういう意味で、今回の『英語と一緒に学ぶ中国語』は、
英語と中国語の2言語を扱ったテキストの中では間違いなく最高品質
だと言え、さらに言うと
あるようでなかった新しい参考書
だと言うこともできるでしょう。
まぁ、要するに最高のテキストだということですよ。
ちなみに、知らない人にはどうでもいいことだと思いますが、この本の作者の1人は植田一三という、英語の参考書で絶大な人気を誇る英語超人です。
何冊も語学参考書を出版してきた植田一三氏だからこそのクオリティだと思いますね。
まとめ:こんな人に特におすすめ
というわけで今回は『英語と一緒に学ぶ中国語』というテキストがおすすめだったので紹介してみました。
英語の知識がある程度あり、
- 中国語の勉強をこれから始めてみたい
- ある程度中国語の勉強をしたけど、もう一度基礎を見直したい
という方にはかなり効果的なテキストです。
「中国語を本格的に始める気はないけど、中国語には興味があって、どんな言語なのかちょっと知りたいな」
という人にもおすすめですね。
ぜひ読んでみてください!
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英語学習相談「CDに合わせて音読すれば発音が習得できますか?」
ブログを読んでいただいた方(Aさんとします)から英語学習法についての質問をいただいたので、答えていこうと思います。
今回いただいた質問はこちら。
はじめまして。Aと申します。ブログ楽しく拝見させていただいています。
学習法についてお聞きしたいことがあります。
私は今まで単語を覚える際、発音は無視して、目視で文字と意味だけを中心に覚えてきました。単語数としては7000語くらいです。
しかし将来的には会話もしっかりできるようになりたいので、発音の習得も目指すことにしました。
単語集を使い、再び中学レベルからひとつひとつ発音を確認していくという方法も考えたのですが、お金と時間の面で気が遠くなるので、NHKの語学講座のテキストなどをCDに合わせて音読する中で今まで覚えてきた個々の発音を確認していこうと思っています。
このやり方は効果的でしょうか?
この質問をもらった時「これに答えたらブログ記事ひとつになっちゃうな・・・」と思ったので、ブログ記事にすることにします。
Aさんの疑問ですが、要するに
「発音を無視して単語を覚えてきた人は、CDに合わせた音読によって発音の習得は可能か?効果的なのか?」
ということですよね。
これについて掘り下げながら、最終的にはぼくが考える最適の学習方法を提案してみようと思います。
こういう人は多い
英語学習者の中には、Aさんのような人は実はかなり多いんです。
理由は、ズバリ受験です。
日本では、高校受験でも大学受験でも、リスニングやスピーキングといった「発音の熟達度が重要な分野」が軽視されています。
筆記試験で発音の知識が問われることもありますが、問題のほんの一部でしかない場合がほとんどで、それに加え、発音が実際にはできなくても予備校で教わったテクニックで合格点が取れてしまうことも多いんです。
こうなると、必然的に
「発音はシカトして、ひたすら目視で意味がわかる単語の数を増やしていく」
という勉強方法が中高生にとって最もコスパの良い勉強方法になります。
そしてその結果として、「見たら意味がわかる単語はいっぱいあるけど、発音がわかっている単語はありえないほど少ない日本人」が量産されていくわけです。
実はぼくもこのような日本人のうちのひとりでした。
高校生の時『システム英単語』という単語帳を使って目視のみで単語をひたすら覚えまくり、発音がほとんどわからないにも関わらず、単語数の暴力によって、半ばゴリ押しで難関大学の英語試験を撃破したんです。
しかし、大人になって英語をやり直そうとした時に、その偏った語彙知識がかなり障害になりました。
もちろん細かい境遇は違うと思いますが、状況としては今のAさんに近いと思います。
音読で何とかなった
そこで発音をしっかりと覚えていくために取り組んだのが
- CDを聞く
- 音読する
の2つを通して発音を体に染み込ませていくという勉強でした。
まさに今回Aさんが取り組もうとされている勉強法です。
ぼくが使ったテキストは『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』という本でした。
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2009/11/20
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選んだ理由についてですが、作者の森沢洋介さんのファンだったのと、この本が中学レベルでストレスなく取り組めそうだと思ったから選んだだけで、そこまで深い理由はありません。
で、この本を使ってCDを聞きながら音読も繰り返し繰り返しやったところ、どうなったのか。ここが一番大事なところですよね。
単刀直入に言うと、この勉強法は大成功しました。
最初はうまく発音できなくてかなりストレスを感じていたんですが、だんだんスムーズに口が動くようになり、数か月程度で、
- 知っている英単語については発音がすぐさま言える
- 知らない英単語でも正しい英単語を推測できる(そしてたいてい当たってる)
という状態になりました。
なので、Aさんの質問に対する答えとしては、
「その勉強法で全く問題がないです。単語帳を使ってまたやり直す必要はありません。」
ということになります。
ところが、ひとつだけ注意点があります。
発音が学べるテキストにも取り組むべし!
ぼくが『音読パッケージ』に取り組む前に、1ヵ月強の期間を使い徹底的に取り組んだテキストがあります。
『英語耳』という本です。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/12
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(参考記事)
英語の発音ができるようになりたいなら『英語耳』!ネイティブばりの発音を身につけよう!
『英語耳』では、英語の発音ひとつひとつの音の出し方についての詳しい説明が載っています。
ぼくがCDを聞くことと音読で発音が習得できたのは、この『英語耳』に徹底的に取り組むことで「英語の発音ってこうなってるのね」という原則、ルールがベースとして頭の中に出来上がったからだと思うんですよね。
もしも『英語耳』にしっかりと取り組んでいなかったら、音読をしても、発音という観点からは無意味だったでしょう。
なので、Aさんも『英語耳』に取り組んでから、発音を意識した音読を進めていくのがおすすめです。
テキストについては、NHKのテキストの中から好きなものを選んで取り組めば大丈夫です。
ビジネス系なら『入門ビジネス英語』、ニュース系なら『高校生からはじめる「現代英語」』あたりですかね。
(参考記事)
NHKラジオ『高校生からはじめる「現代英語」』がおすすめ!対象レベル・使い方をまとめました。
挫折しそうになったら・・・
『英語耳』 に取り組んでから音読をスタートさせるのがおすすめ、と言いましたが、『英語耳』というテキストはなかなか継続が難しく、途中で挫折してしまう人も多いので、そこだけは注意しなければいけません。
1ヵ月前後の期間をとってみっちりやるのが理想ではありますが、まずは1週間必死に頑張ってみて、1週間経ったら、『英語耳』を使った学習はあくまでサブとして考え、1日20~30分程度だけ取り組む、というのが現実的な戦略かなと思います。
ぼくは英語耳にガッチリはまってしまってそればっかりやっていたのですが、今考えるとバランスを取ったほうが良かったのかなとも思ってるんですよね。
とにかく挫折しないことを念頭に置いて、良い感じの配分を見つけてみてください。
まとめると、
- NHKテキストのリスニングと音読で発音を確認していく勉強法はかなり有効
- ただし、発音に特化したテキストを消化してから(or消化しつつ)やるのがおすすめ
- 挫折しないように注意
というのが返答になります。
以上、無料英語相談でした。
頑張ってください!
英語学習に関するご質問はツイッターからお願いします
(第2弾を投稿しました!)
飛行機で使う耳栓はどれがおすすめなのか?実際に使って比較してみた。
飛行機に乗っている際、
「気圧の変化で耳が痛い!」
「エンジンの音がうるさい!」
などの不快感を感じる人は多いと思います。
そこで便利なのが耳栓です。
耳栓を使えば、これらの不快感をかなり軽減することができます。
ただ、耳栓と一言で言っても多くの種類があるので、
「実際どれがおすすめなの?」
と思っている人もいるのではないでしょうか。
というわけで今回は、何種類か耳栓を購入し、実際に飛行機で使ってみて比較した結果を書いていこうと思います。
①気圧調整機能付きのもの
飛行機での使用に特化した耳栓が出ています。
普通の耳栓との違いは、気圧の変化による不快感を軽減する機能が付いていることです。
今回ぼくが購入して使ってみたのは『イヤープレーン』という耳栓です。
ぼくは耐えられないほど耳が痛くなる体質ではないのですが、飛行機に乗るときは毎回離陸時に耳に軽い痛みと不快感を感じていました。
しかし今回この『イヤープレーン』を使った結果、その不快感がかなり軽減されたんです。
「またまた~」と思った人もいるかもしれませんが、本当ですよ笑。
もちろん人によって効果は違うとは思いますが、Amazonのレビューなどを見る限り、効果があったと言っている人がかなりいます。
飛行機が大きく高度を変えるときの「ぐぅーーーー」という激しい感じを「スゥーーーー」と軽減してくれる感じです。わかりにくいですね(汗)。
とにかく、気圧の変化で毎回耳が痛くなるという人はこの耳栓を使うのがおすすめです。
ただ、3点ほど注意点があります。
まず、この『イヤープレーン』は使い捨てで、基本的に1回きりの使用しかできません。
ぼくの場合は空港の薬局でこれしか売ってなかったのでこれを買いましたが、調べたところ、同じ価格帯の気圧調整機能付き耳栓で、『サイレンシア フライト エアー』というものは繰り返し使えるようです。
頻繁に飛行機に乗る人はこっちのほうがオススメですね。
2点目の注意点は、長時間つけていると耳が痛くなることです。
ポリウレタンなどのフワフワの素材でできた耳栓とは違い、気圧調整タイプはシリコン製なので、ずっとつけたままだとだんだん耳が痛くなってきます。
海外など遠くに行く人はたまに取った方がいいですね。
3点目は消音性についてです。
『イヤープレーン』のパッケージには
耳障りな騒音はカット!
と書いてあるんですが、消音については実際そこまで大きな効果はありませんでした。
確かに多少騒音はカットされますが、飛行機の「ゴー」という音が2~3割程度(ぼくの感覚調べ)減るくらいです。
②普通の耳栓
潰してから耳に入れて、フワァーッとふくらませていくタイプの"普通の耳栓"も試してみました。
こういうやつです。
「耳栓」と言ったらまず思い浮かぶのはこれですよね。
ぼくが今回の検証で使ったのは『サイレンシア レギュラー』というものです。
飛行機専用ではないので気圧調整機能はありませんが、気圧調整機能付き耳栓のデメリットとして挙げた
- 長時間の使用で耳が痛くなる
- 消音性がイマイチ
という点を考えると、普通の耳栓の方が数段優秀です。
フワフワの素材なので耳が痛くなりませんし、消音性についても文句なしです。
フライト中、寝たり、本を読んだりするのに集中したい人は普通の耳栓を使うのがおすすめですね。
このタイプはどこにでも売ってるのもメリットです。
Amazonで買うなら関係ないんですが、リアル店舗で買いたいという人でも、有名な薬局に行けばたいていありますし、空港でも売っている店があるでしょう(成田空港内の薬局に関しては売ってるのを確認済み)。
デメリットとしては、気圧調整機能はないことと、密閉間が強いので、人によってはつけていること自体に違和感を感じるかもしれないことです。
あとこちらも数回使ったらあまりふくらまなくなるので、基本使い捨てだと考えてください。
③ロケットタイプ
「形は気圧調整タイプと同じだけれど、調節機能は付いていない耳栓」も試してみました。
今回使ったのは『MOLDEX 高性能耳栓 ロケッツ』です。
ぼくは紫色を買ってみました。
コンパクトでかわいらしいケースも付いています。
仮に"ロケットタイプ"とでも呼びましょう。
ロケットタイプのメリットは、まず価格が安いことです。
どこで買うのかにもよりますが、気圧調整付きと比べると約半額ほどで買えます。
消音性については、気圧タイプと普通タイプの中間くらいで「エンジンの音はかなり軽減されるけど、アナウンスはばっちり聞こえ、隣の人とも会話可能」レベルだと考えてください。
普通タイプの方が消音性が高いのは事実ですが、ロケットタイプは何回も使えて経済的なので、騒音対策をしたい人は検討の価値がありますね。
④カナル型イヤホン
耳栓のように耳に押し込む形のイヤホン「カナル型イヤホン」も試してみました。
こういうやつです。
ソニー SONY イヤホン MDR-EX150 : カナル型 ホワイト MDR-EX150 W
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2015/07/15
- メディア: エレクトロニクス
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当然これはイヤホンなので耳栓ではありません。
「最後にネタぶちこんできたな」
と思った人もいるかもしれませんが笑、大真面目です。
耳を密閉するタイプのイヤホンなら、消音効果が期待できるのではないかと思ったんですよね。
試してみた結果としては、
エンジン音の2~3割程度は消してくれる効果があるなと感じました!
もちろん耳栓ほどの効果はありませんが、
- 荷物を少しでも減らしたい人
- 耳栓に500円1000円出すのが嫌な人
などは、カナル型イヤホンを持っていれば「ちょっとエンジン音うるさいな」と思った時の緊急対応策としてイヤホンが耳栓代わりになることを覚えておくといいかもしれません。
で、いちばんおすすめは?
最強なのは、
離陸時と着陸時は気圧調整タイプをつけ、高度が安定したら普通タイプの耳栓をつける
これです。
これでほとんどの不快感が霧散するでしょう。
ただ「そこまでするのはいいや」と思う人は、
- 飛行機に乗るたびに耳が痛くなる人⇒①気圧調節タイプ
- とにかく消音性を重視したい人⇒②普通タイプ
という基準で選べばバッチリです。
以上、飛行機で使う耳栓にはどれがおすすめなのか検証してみた結果でした。
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中検2級の不合格体験記!落ちたので原因など色々考えてみます。
中国語検定の2級というのを受けたんですが、結果不合格になったので、
- 当日の感触
- 落ちた原因の分析
- 反省点
などいろいろ書いていきたいと思います。
この記事がこれから中検2級を受験しようと思っている方のご参考になれば幸いです。
ぼくの中国語学習歴と中検受験のきっかけ
「中国語を勉強しよう」
とはっきりと意識して勉強をはじめたのは今からちょうど2年くらい前です。
当時は、英語の勉強にかなり入れ込んでいたんですが、勉強が進むにつれて英語以外の外国語にも興味を持ち、その時たまたま台湾にバックパック旅行に行って台湾が好きになったのもきっかけとなり、中国語を勉強し始めました。
ところがそんなフワッとした理由で濃密な勉強を続けられるはずもなく、英語の勉強に疲れたら単語を数個覚えるくらいの勉強をずっとダラダラとやっていたんです。
で、本格的に中国語やろうと思ったのは半年ほど前。
理由は、仕事で中国語を使うことになったからです。
具体的には、メールで価格交渉や顧客対応などをするようになりました。
仕事を発注してもらっている人に
「かずーい君、中国語いける?」
と聞かれて反射的に
「いけます」
と答えたのがすべての始まりだったと記憶しています。
そこからそのウソを本当にすべくがむしゃらにやり始めて今に至ります。
中国語検定は、勉強のペースメーカーとして&仕事をする上での箔付けとして有効なのではないかという目論見から受験を決めました。
中でも2級は公式HPに
実務能力の基礎づくり完成の保証
とあるように、
「実際に中国語を使える能力があることの証明」
となる級なので、仕事で中国語を使う人にはマストだなと思ったわけです。
受験までにやったこと
中国語ド初心者レベルの勉強法について、以前下記の記事で詳しく解説しましたが、
この記事で紹介した方法で、受験2か月前の時点で初心者レベルは抜けていました。
で、2級受験までの2か月で集中的に取り組んでいたのが『聴読中国語』というテキストです。
聴読中国語―HSK(漢語水平考試)大綱準拠 (東進ブックス)
- 作者: 津田量
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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『聴読中国語』はとても人気なので、知っている人も多いのではないでしょうか。
このテキストでは60の文章と、その中で使われている単語がリストアップされています。
本書3ページに
本書ではHSK6級レベル・中国語検定2~準1級・センター試験8割の語彙力養成を目標にし・・・
とあるように、この本は初心者レベルをギリ抜けて、次のレベル(まさに中検2級程度)に行きたい人に最適の1冊となっています。
ぶっちゃけ超神テキストで、中級以上へ行きたい人にはマストアイテムだなと思いますね。
レベルがバッチリ2級を目指したい人向けでしたし、内容も非常に面白かったので、むさぼるように読んでいました。これでかなりの語彙が付きましたね。
詳しくは後述しますが、今回の受験で筆記に関しては合格点を超えていたのも、この本をむさぼるように読みまくった成果だと確信しています。
この『聴読中国語』の使い方などについては下記にまとめたので興味がある方はぜひ合わせてお読みください。
⇒『聴読中国語』の難易度と使い方まとめ!中検2級・HSK5級以上を目指す人におすすめの単語集です。
ただ、『聴読中国語』自体は中検にフォーカスしたテキストではないので、試験に慣れたいというネライで『中国語検定2級トレーニングブック』にも挑戦しました。
この本は『リスニング問題編』と『筆記問題編』の2冊が出ています。
CD3枚付 合格奪取! 中国語検定2級 トレーニングブック リスニング問題編
- 作者: 戴暁旬
- 出版社/メーカー: アスク出版
- 発売日: 2008/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
これらも定評のあるテキストで、試験会場でこの本をパラパラとめくっている人が何人もいました。
実際、中身を見る限り、中検2級合格に必要な知識が過不足なく、しかも見やすいレイアウトでまとめられているので、理想のテキストだと言えます。
しかし、ぼくはこれらに取り組むも挫折しました。
理由は、『聴読中国語』にハマりすぎてどうしても手が回らなかったからです。
後述しますが、これも敗因のひとつだったと思っています。
試験の結果&当日の感触
結果は次のようになりました。画像は実際に送られてきた結果通知です。
リスニングは惨敗!
リスニングは100点満点で40点。
合格点は今回65点だったので、
ぶっちゃけ話にならないレベル
だったと言えます。
中検はリスニングから始まります。
正直言って、始まる前は「まぁ結構いけるでしょ」と楽観的に構えていました。
しかし、いざ始まると
「ヤバくね!?」
と軽くパニックになりました笑。
言っていることが全くわからないというわけではないんです。
むしろかなり内容はわかりました。
でも、正解が選べないんです。
どれが正解なのか、自身を持って「これだ!」と言えない。
内容が完璧ではないにしろわかっているだけに、すごくモヤモヤした気持ちになりました。
中国語検定は選択肢を作るのがうまく、本当にちゃんと聞けていないと正解が選べないようになっているんですね。
筆記は合格!
リスニングが終わった時点で「これはやらかしたな」と暗い気持ちになっていたんですが、筆記では一転、
「あれ?めっちゃわかる!」
という感じだったんです。
実際、筆記に関しては結果68点と、合格点である65点を超えています。
(中検はリスニング・筆記どちらも基準を超えなければいけないので不合格には変わりありませんが)
これはやはり、『聴読中国語』をむさぼるように読み込んだことと、普段仕事で中国語を使ってメッセージのやりとりをしている効果が出たということだと思います。
特に仕事で使っているのは大きいなと思っています。
語学は机に向かって勉強するのももちろん大切ですが、実践で使うというのも大きな効果があるのだなと実感しましたね。
反省
不合格という結果を受けて、たくさんの反省点が浮かび上がってきました。
「失敗した!」と思う点を何点か挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
①カジュアルな会話を軽視した
リスニングは2つのパートに分かれていて、前半がカジュアルな会話、後半がちゃんとした文章の聞き取りになっています。
もう一度結果の写真を見てみてください。
大問1・・・15/50
大問2・・・25/50
本来、より難しいはずの文章のリスニング(大問2)の方が点数が高いのです。
これは、しっかりとした文章のリスニング対策ばかりに集中してしまい、普通の会話を軽視した結果だと分析しています。
今後は、『日常中国語会話ネイティブ表現』などの優秀な会話テキストを使って、口語表現のストックを増やしていくことにも注力していこうと思っています。
②四字熟語を覚えなかった
四字熟語の勉強をおろそかにしたのも大きな敗因のひとつだと思っています。
中検2級には、リスニングでも筆記でも、四字熟語が結構出題されます。
しかし、受験前のぼくは
「四字熟語は覚えてもピンポイントにヒットする確率は低いし、普通の単語覚えた方がコスパがいいな」
と思って四字熟語をほとんど覚えずに受験に臨んだんです。
これは間違いでした。
受験後に『キクタン 中検2級レベル』の四字熟語のパートを読んで気付いたんですが、
この単語集に載っている100個強の四字熟語だけでも覚えていたら、かなり試験が楽でした。
これは四字熟語に限ったことではありませんが、中検2級では、出題される内容に関してかなりヤマが張れます。
これから受ける方は「この分野は捨てよう」とは思わずに、この『キクタン』や、先ほど紹介した『中国語検定2級トレーニングブック』などを使って全体の対策をすることをおすすめします。
③過去問を使ったシミュレーションをしなかった
過去問を使った模擬試験は一切やりませんでした。
問題形式は知っていましたし、内容的に時間が足りなくなることもないなと思っていたからです。
しかし、今になって考えてみると、過去問集を買って2回分くらいはやっておけばよかったなと思っています。
事前に過去問で一通り試験をシミュレーションしておけば、当日の緊張が減って、落ち着いて試験だけに集中することができます。
それに、問題集を使って勉強しているときには得られないような気付きもあるでしょう。
まとめ
というわけで中検2級の「不」合格体験記でした。
こうやって一通り反省して改めて見直してみると、中検は中国語の知識を幅広く要求するタフなテストだということに気付きますね。
リスニングでもカジュアルな会話&まともな文章どっちも聞けなきゃダメですし、筆記に関しても文法、語彙(四字熟語)、作文など幅広く出題されます。
チャレンジングなテストですが、その分挑戦すれば得られるものは大きいと思います。
ぼくも当然またチャレンジしてぶっ倒します。
中検2級を目指している方、お互い頑張っていきましょう!
追記:その後3回目の受験で合格しました!勉強方法は下記の記事にまとめてあります!
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NHKラジオ『高校生からはじめる「現代英語」』がおすすめ!対象レベル・使い方をまとめました。
2016年3月に終了した『攻略!英語リスニング』と入れ替わりでスタートしたのが『高校生からはじめる「現代英語」』という講座です。
テキストと音声CDを購入し、一通りこのテキストを使って学習してみたんですが、これがかなりおすすめの講座だったんです。
今回は、この『高校生からはじめる「現代英語」』について、
- 対象とするレベル
- 勉強法・活用法
を紹介していこうと思います。
『高校生からはじめる「現代英語」』のレベル
タイトルに「高校生からはじめる」とあるように、この講座は高校レベル~の内容を扱っています。
中学レベルの英語がすでにわかっているというのを前提とした上で、
中学レベル⇒実際に使われる英語
の架け橋となることを目的とした講座になっています。
英検で言うと2級取得~準1級を目指したいくらい、TOEICで言うと600点~700点後半くらいがドンピシャのレベルになると思います。
(※後述しますが、この範囲に収まらない人も使える内容になっています)
NHKラジオには『基礎英語』という講座があります。
この『基礎英語』は1・2・3の3つのバージョンが出ており、これらをこなすことで中学レベルの英語がマスターできるようになっています。
テキストの内容もかなりクオリティが高く、英語初心者にかなり人気の講座です。
しかし、NHKラジオテキストにはこの『基礎英語』で中学レベルを終えた人をスムーズに次のレベルに繋げるような講座が今まで存在しませんでした。
『基礎英語』より難しい講座はあることはあるんですが、ちょっと難しすぎたり、専門的すぎたりしたんです。
なので、今回のこの『高校生からはじめる「現代英語」』の登場は、その隙間をちょうどよく埋めてくれるという意味でかなり貴重だと言えますね。
こんな人におすすめ!
タイトルに「高校生からはじめる」とありますが、高校生だけを対象にした講座というわけではありません!
というかむしろ、この講座は中学レベルの英語からやり直しで勉強して、そのレベルを終えた大人の学習者が、次のステップに行くために活用すべき講座です。
ここが誤解を招きやすいので、個人的にはタイトルはもうちょっと考えた方がよかったのでは・・・?と思っています。唯一の残念ポイントですね。
もちろん、高校生が使っても効果が出るとは思いますが、高校生は学校での英語の勉強があり、人によっては塾での勉強もあるので、そこにさらにプラスでNHKの講座をこなしていく余裕はないでしょう。
やったら他の科目にも支障が出るでしょうね。。
ちなみに、すでにTOEICで900点を超えているような上級者に関しても、使い方によってはこの講座は効果的だと思っています。
ぼくがこの講座のテキストを読んで最初に思ったのが、
「通訳スクールに行っていたときに扱っていた教材にそっくりだな」
ということでした。
上級者でも、テキストを使って通訳など、負荷の高いトレーニングをすることで、かなりの英語力アップが期待できると思います。
それに、そもそもこのレベルの英文をきっちりと読めない上級者は意外と多いのではないかと思っています。
「ニュースなどのきっちりとした英文の理解が苦手だ」
という人は、上級者であっても取り組んでみると収穫があると思いますよ。
勉強法・活用法
『高校生からはじめる「現代英語」』では、毎月合計4つの文章を扱います。
これらは、NHKワールドで実際に放送された英語ニュースの原稿に、修正を加えたものです。
レベルが修正されているとはいえ、元々がリアルなニュースなので、結構難しいです。
なので、この講座を使って勉強する人は、焦らずに、1週間に1つの文章を消化するペースで進めていきましょう。
準備するものは、テキストと音声です。
音声については、ラジオを毎週聞くのはめんどくさすぎて挫折すると思うので、ラジオ音声が1か月分収録されたCDを使うのがべストでしょう。
シャドーイングする
まずは、テキストを見ずに、音声だけを聞きながら1回シャドーイングをしましょう。
シャドーイングとは、音声を聞きながら、数語程度遅れて自分の口で発話するトレーニング方法です。
これを行うことでアタマをすぐに英語モードに持っていくことができます。
スポーツで言うところの準備運動みたいなものですね。
音声を聞きながらちょっと遅れて自分の口でそっくりそのままものまねをする、これがシャドーイングですが、もっと効果的なやり方については下記で詳しくまとめているので興味のある方はぜひ合わせてどうぞ。
⇒シャドーイングの効果を何倍にも上げるやり方!大事なのは"注意の切り替え"だ!
英文の意味を確認する
シャドーイングが終わったら、英語の音声とテキストを参照しながら、英文の意味を確認していってください。
難しい部分もあるとは思いますが、この講座は解説がかなり詳しいので、それらを読み込むことでたいていの疑問はなくなると思います。もちろん全訳もついています。
何回も音読をする
英文の意味が確認できたら音読をしましょう。
ここが学習の中心であり、最も重要な部分です。
時には音声を参照しながら、自分が納得できるまで何回も音読してみてください。
コツは、そこに誰かがいて、その人に向かって英語を話すんだ、というイメージを持つことです。
このイメージを持つことで、ただ音声をなぞるだけの音読から、「伝えるための」英語力が鍛えられる音読に変貌を遂げます。
日英翻訳にもチャレンジしてみよう
このテキストでは、日本語から英語に翻訳するトレーニングを行うことを推奨しており、テキストの後半では、ページ左に日本語、右側に英語という、日英翻訳トレーニングがしやすい紙面のページがあります。
日本語から英語に訳す、というのはかなりレベルが高く、負荷の大きいトレーニングですが、その分得られる効果は大きいです。
特にスピーキング力が大きく向上するので、「英語の発信力を上げたい!」という人はこのトレーニングもやってみましょう。
まとめ
というわけで今回は、NHKラジオの新講座『高校生からはじめる「現代英語」』を紹介してみました。
正直買う前はあまり期待していなかったんですが、使ってみたらめちゃくちゃ良くて、良い意味で期待を裏切られました。
ここまでのクオリティの英文を毎月毎月講座にしているNHKラジオは本当にすごいなと改めて思いましたね。
英語の勉強って、同じ英文を何回も聴いたり、音読したりするのが基本になるので、質の悪い英文に当たっちゃうのがすごくこわいんです。
でも、英語ができないから勉強してるわけで、英文の質の善し悪しなんてわかるわけないじゃないですか。
その点で「NHKのテキストだから大丈夫だ」という安心感は学習を安定させてくれます。
とにかくおすすめ。テキストだけなら500円しないので、興味のある方はまずはテキストだけでも買ってパラパラめくってみるのはどうでしょうか。
他のNHKラジオ講座については下記の記事でおすすめをまとめたので、ぜひ合わせてお読みください。
リスニング上達のカギは「集中力」!高い集中レベルでリスニングに取り組める勉強法を紹介します。
リスニングのトレーニング中、高い集中レベルで聞くことを意識していますか?
「もちろん!」
という人もいると思いますが、
「そんなの考えたこともない」
「ほとんど聞き流してるだけ・・・」
そういう人も多いのではないでしょうか。
英語の技能は大きく①リーディング②リスニング③ライティング④スピーキングの4つに分けることができますが、この中でもリスニングは、トレーニング中いかに集中できるのかが上達を大きく左右します。
「リスニングの勉強中、集中することは特に意識していない。ただ聞き流している時間が長い。」
という人は、リスニング力の向上をあまり実感していないのではないかと思います。
とにかく、リスニングの勉強で大事なのは集中力です。
ただ、「どうすれば集中してリスニングのトレーニングに取り組めるのか?」というのがちょっと曲者なんです。
というのも、「よし、今から集中するぞ!」と心で思うだけでは不十分だからです。
もちろん、「集中してやるぞ!」という意識も非常に大切なのですが、集中してリスニングを行うためには、ちょっとした工夫も必要になります。
今回は、
- 意識面
- 具体的な方法
という2つの点から、高い集中レベルでリスニングに取り組める方法を紹介していこうと思います。
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リスニングは集中力が低くなりがち
そもそもリスニングは特に集中レベルが低くなってしまいがちなトレーニングなんです。
これはなぜかというと、リスニングという行為自体が受け身の行為だからです。
「聞く」ってかなり受け身ですよね?
他の勉強、たとえばスピーキングは、そもそも「話す」という行為自体が積極的・自発的なので、自然と集中状態に入っていけます。
これに対してリスニングは、別に集中していなくてもただ聞いていれば勉強として成立してしまう(ように感じる)ので、集中レベルが低くなりがちなんです。
しかし、これまで何回も言ってきたように、集中して聞かないとリスニングは上達しません。
リスニング中に集中できていないなと感じる人は、ここの意識をまず変えていく必要があります。
つまり、リスニングという受け身の行為を、むしろ積極的に、アグレッシブにトレーニングしていくんだ、という意識をまずは持つ必要があるんです。
英語の鬼・植田一三の『英語スピーキング力』という本で読んで覚えているんですが、
看護師が英語の勉強をすると、リスニングの上達が普通の人よりもかなり早いそうです。
植田一三は、これは看護師は普段、オペなどの緊迫した状況の中で、医師の指示を瞬時に・的確に聞く必要があるからだと分析しています。
看護師にとって「聞く」という行為は普通の人の「聞く」とは違い、積極的でアグレッシブなものなのです。
英語の勉強中もこの意識が自然と働くので、リスニング力を普通の人よりも早く向上させるというわけですね。
具体的な工夫
冒頭でも述べたとおり、「よし、集中するぞ!」という意識だけでは不十分です。
ここからは、高い集中レベルで勉強するための具体的な方法を紹介していきます。
①スクリプトをなるべく見ない
教材のスクリプト(CDの英文が書かれたもの)はなるべく見ないようにするのがおすすめです。
勉強中にスクリプトを頻繁に見てしまうと、英語を聞いている最中に
「わからなかったらすぐスクリプトを見ればいいや」
という意識が知らず知らずのうちに働いてしまい、集中して聞かなくなります。
当たり前の話ですが、実際に英語を使う場面では、スクリプトなんてありません。
1回きり。聞き取れなかったらどうしようもない一発勝負です。
「わからない単語を調べたい」
「聞いた英語の内容を一刻も早く確認したい」
そういう気持ちがあるのもわかりますが、これではいつまでたってもスクリプトから離れられなくなります。
スクリプトを見すぎている人は、思い切ってスクリプトを見る頻度を最小限にしてみてください。
「自分の耳でちゃんと聞き取るぞ」
という意識が自然と働き、高い集中モードに入ることができますよ。
②リピーティングをする
リピーティングというトレーニング方法を知っていますか?
これは、ある程度の長さの英文を聞き、それを自分の口で繰り返して発話するというリスニングのトレーニング方法です。
リピーティングでは、英語がしっかりと聞き取れないと、そもそもトレーニングとして成立しないので、否が応でも集中せざるを得なくなります。
実際、リピーティングは20分もやるとヘトヘトになり、もう今日は英語いいかなという気持ちになってきます。
それだけ密度が濃く、集中力が要求されるトレーニング法だということですね。
リピーティングの詳しいやり方と効果については下記にまとめたのでぜひ合わせてお読みください。
③TOEICや英検などの問題集を解く
問題集を使って勉強するのも、集中レベルを上げるのに有効です。
問題集を使った場合、通常の勉強に正解・不正解というゲーム性が加わるので、より集中した状態で勉強ができるんです。
どうせ問題を解くならやっぱり正解したいじゃないですか。
この気持ちが集中レベルを上げてくれます。
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"聞いている時間"を増やそう
「アグレッシブに聞く」
ということ以外に、
- スクリプトをなるべく見ない
- リピーティングをする
- 問題集を解く
という3つの勉強の工夫を紹介しました。
これら3つの工夫はどれもそれぞれ全く違ったものですが、
英文をうんうんとうなりながら聞く時間を増やす
ということにフォーカスしているという点で共通しています。
リスニング中の集中力を上げるためにはこれが大事なんです。
リスニングの勉強中、内容が完璧にはわからない英文を、集中してうんうんとうなりながら聞いている時間よりも、英文中の単語の意味や、背景知識を調べるのに多くの時間を使っている人は多いのではないでしょうか?
それらがムダだとは言いませんが、リスニングの勉強で大事なのが「聞くこと」だというのは当たり前のことですよね。
とにかく「この英文はどういう意味なんだろう」と思いながら頑張って聞く、その時間を増やすのが勉強の密度を上げるコツです。
まとめ:積極的に聞こう
というわけで今回は、高い集中レベルでリスニングに取り組める勉強法を紹介してみました。
記事の最初の方でも書きましたが、リスニングの勉強中に集中することを意識してこなかった人は、まずは
「聞く」という受け身の行為を積極的に行う
という意識改革を行ってください。
その上でリピーティングなどの高い集中力を要求されるトレーニングを積んでいけば、最大の効率でリスニング力を上げることができるでしょう。
大事なことなので何回も言いますが、「聞く」という普通は受け身の行為を、積極的に、アグレッシブに、攻めて攻めてトレーニングするのが大切です。
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旅行で使える中国語フレーズが学べる本を紹介します!
中国や台湾へ旅行に行く人は、旅行で役立つ会話フレーズをいくつか覚えてから渡航するのがおすすめです。
便利なフレーズを数個丸暗記していくだけで、旅行がかなりスムーズになります。
観光中もそうですが、旅の最中にトラブルにあってしまった際なども、現地の言葉がほんの少しでも分かれば、状況を打開できる可能性が高くなるでしょう。
「英語ができるから別にいいや」
そう思っている人もいるかもしれませんが、中国や台湾では、日本と同様、英語が全く話せないという人が、年配の方を中心にかなり多いです。
ぼくも台湾へ行った時に英語しかできなかったのでかなり苦労しました。。
また、「Google翻訳があるからオッケーでしょ」と思っている人も注意です。
というのも、近年Google翻訳の精度が上がっているとはいえ、それは英語を含む翻訳の話であり、日本語→中国語の翻訳は正直に言って
全く使い物にならない
というレベルだからです。
Google翻訳には頼らず、中国語のフレーズを自分のアタマでいくつか覚えていくのがおすすめです。
というわけで今回は、旅行中国語フレーズが学べる本を4冊厳選して紹介していきます。
記事の最後では勉強する際の注意点も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!
単語でカンタン!旅行中国語会話
基本的にはこれがおすすめです。
この本ではまず、
〜をください。
我要〜。
〜はどこですか?
〜在哪儿?
などの、"覚えておくと応用が利く会話のひな形"が学べます。
本の中盤以降では「空港・ホテル・観光」などといったジャンルごとに単語が収録されています。
これによって、たとえば「駅」という意味の"车站“を覚えれば、先ほどのひな形と組み合わせることで、
駅はどこですか?
车站在哪儿?
といったように、実用的なフレーズが言えるようになるわけです。
初心者向けの旅行中国語会話の基本が一通り学べるようになっている1冊。
値段も定価1000円と安く、かなりおすすめです。
すぐに使える中国語会話
『すぐに使える中国語会話』もおすすめです。
この本自体は旅行にフォーカスしたフレーズ集ではありませんが、
A:これはいくらですか?
B:3000元です
A:もっとまけてくれませんか。
B:2000元ではどうですか。
A:OK。
などといった、旅行で使えそうなミニ会話集がかなり充実しています。
ただ、さっきの本よりは少しだけ難易度が上がるので、「旅行前に気軽に少しだけ中国語フレーズを覚えたいな」くらいで考えている人は1冊目に紹介した本を使いましょう。
中国語の文法知識もつく1冊になっており、わりとしっかりと基礎から勉強したい人向けです。
ことりっぷ 会話帖 中国語
『ことりっぷ 会話帖』はコンパクトなのに内容の濃い1冊です。
ジャンル別にいくつものフレーズが収録されています。
フレーズの数が多いにも関わらず、ひとつひとつの例文のクオリティが高いのも特徴です。
たとえばショッピングなら、
日本語を話せるスタッフはいますか?
店内にATMはありますか?
など、まさに旅行で使えそうなフレーズが満載です。
カラーの写真付きの単語集が収録されているのもうれしいポイント。
料理の写真などを見ると旅行前にテンション上がります。
ただ1点だけ、フレーズや単語のチョイスが女性向けなので、男性にとっては微妙かもしれません。
もちろん、女性には自信を持っておすすめできる1冊です。
単語でカンタン!旅行台湾語会話
1冊目に紹介した会話フレーズ集と同じ出版社から出た似たようなタイトルの本ですが、こっちは台湾へ行きたい人向けのフレーズ集になっています。
中国語としては変わりはないんですが、表記が繁体字という、台湾式の文字で書かれています。
また、表記だけではなく、
MRTの忠孝復興駅までお願いします。
といったような台湾旅行で使えそうなフレーズも満載です。
(MRTは台湾の地下鉄の名前)
中国本土ではなく、台湾へ旅行に行く予定の人は1冊目で紹介したものではなく、こっちのバージョンを使いましょう。
勉強する際の注意点
まず、必ず音声を聞きながらフレーズの暗記をしましょう。
この記事で紹介した4冊は、どれもすべてCDやスマホのアプリでフレーズの音声が聞けるようになっています。
中国語は、発音が命です。
発音が違うと、意味も違ってしまうので、CDから聞こえてきた音声を、
「やりすぎかな?」
というくらい大げさにマネしてみてください。
また、これらの本を端から端まですべて覚えようとすると挫折するので気をつけてください。
本をパラパラとめくりながら、
「これは旅行で使えそうだな」
と思ったものをチョイスして、旅行前に計3、40個のストックを作るのを目標にしてください。
この記事で紹介した本は、どれも旅行で使えるフレーズが満載の本ですが、人によってどのようなフレーズをよく使うのかは変わると思います。
たとえばショッピングはどうでもいいと思っているひとがショッピングジャンルのフレーズを覚えてもムダですよね。
まとめ
というわけで今回は、旅行で使える中国語フレーズ集を紹介してみました。
現地の言葉を少しでも覚えていくだけで、大幅に旅が楽しくなります。
ぜひこの記事で紹介した本を使って、旅行会話フレーズを勉強してみてください!
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中国語学習に向いている人はどんな人?成功しやすい3つのパターン。
中国語は人によって向き・不向きがはっきりしているなと感じます。
向いている人はガッチリハマって一気に伸びていくんですが、向いていない人はすぐに挫折してしまったり、続けていたとしても伸び悩んでしまうんです。
今回は、
中国語学習に向いている人・学習が成功しやすい人の特徴
を3つのポイントに絞って書いていこうと思います。
中国語を勉強してみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください!
①漢字が好きである
中国語で使われる文字はすべて漢字です。
「そんなんわかってるわ!」
というツッコミが飛んできそうですが、実はこれは重要なポイントなんです。
私たち日本人は母語である日本語で漢字に慣れ親しんではいますが、いざすべてまるごと漢字の文章を目の前にすると、かなり圧倒されます。
「うわ、マジで全部漢字だ・・・」
中国語学習を通じて一度はこのような当たり前すぎる一言をつぶやいてしまうでしょう笑。
中国語はとにかく漢字。漢字漢字。ひたすら漢字。ずっと漢字です。
なので、漢字が嫌いな人や苦手な人は絶対に続きません!
小学校や中学校のときに練習ノートに大量に漢字を書かされたと思いますが、あれが嫌いで嫌いで仕方がなかったという人は、ずばり言って中国語学習には向いていないです。
しかし、逆に漢字が好きだという人は中国語学習がかなり成功しやすいと言えます。
というか天国です。ヘブンです。
漢字が好きな人にとっては中国語学習はもはやそれ自体が悦楽なんです。
中国語としての漢字の知識が付いていくと同時に、それが日本語ネイティブとしてすでに持っている漢字の知識とも対比されていきます。深い漢字ワールドにどんどん入っていけるというわけです。
②地味で細かい作業が得意
漢字を使っているという点で日本語と共通点を持っている中国語。文法についても他の言語と比べると日本語ネイティブは親しみやすいと言えます。
しかし、ひとつ非常に大きな違いがあります。
それは音の種類です。
中国語は音の種類がとにかく多いんです。
たとえば日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、中国語はそらですべて書き出すのは無理というくらい多いです。なんせ30個以上もあるので(!?)
中国語学習では、これらの多彩な音を正確に使い分けながら、ひとつひとつの漢字にそれらを当てはめていくという作業に耐えなければいけません。
しかも、英単語とは違い、中国語の単語は多くの場合2音節です。
要するに、ほとんどの単語が二字熟語だということです。これが暗記を遅くします。
ぼく自身複数の外国語を勉強していますが、中国語の単語は間違いなく覚えにくさランキングナンバーワンですね。
しかも、一般的に使われる中国語の90パーセント以上をカバーするには、約5000単語を覚えなければいけないと言われています。
5000単語ですよ。ヤバくないですか。
日本語でも新しく5000個の二字熟語を覚えろと言われたらほとんどの人が挫折するでしょう。
中国語学習では、このチマチマとした暗記を地道にコツコツ続けなければいけません。
「そんなのどの外国語でも一緒だろ」と言われたらその通りなんですが、中国語は特にその傾向が強いんです。
チマチマとした地味な作業を毎日毎日続けられるのかどうか
そういう資質が必要とされるなと思いますね。
③中国や台湾(の文化)に興味がある
中国や台湾など、中国語が話されている国の文化や人に興味がある人は中国語学習が成功しやすいです。
語学学習で最も重要なのはモチベーションです。
「台湾が好きだ!」
「中国の文化をもっと知りたい」
そういう気持ちはモチベーションを大きく上げてくれます。
近年、中国語学習市場が拡大していますが、これはビジネス上の理由がほとんどでしょう。
要するに、「中国語ができれば年収が増える(かも)」ということです。
ぼくは別にこれを否定したいわけではありませんが、中国や台湾の文化や人に対する興味にはモチベーションとして勝てないのではないかと思っています。
別の例を挙げるなら「できると年収が上がるから」という理由で簿記を勉強する人と、会計に興味がある人、どちらの方が勉強に向いているか・・・という話です。当然後者ですよね。
また、真剣に外国語を勉強していると、どこかで必ずその外国語の背後にある文化について考えさせられる場面に遭遇します。
時には文化の違いに悩まされることもあるかもしれませんが、もしもその外国語の背後にある文化に興味を持っているなら、その違いですら楽しめるでしょう。
ちょっとわかりにくくなってしまいましたね。
たとえば公共の場所で、日本においてマナー違反だとされている行為をしている中国人旅行客を見たらどう思いますか?
「うるさい中国人」
などとひとくくりにしておしまい、という人がほとんどなのではないでしょうか。
こういう場面を目にして、
「どうしてこうなってしまったんだろう」
「文化の違いなのだろうか」
「どういう風に違うのだろうか」
「にしても中国語って綺麗だな」
など、興味・関心を持つ人は中国語学習に向いています。
見た目が似ているからこそ中身も似ていると思い込みがちな中国人・台湾人ですが、真剣に中国語を勉強し、その過程で文化にも深く触れていくと、驚くほど違いがあることに気付きます。
文化や人に興味があると、それが楽しくてどんどん中国語も勉強するようになります。
そうなったら中国語の実力はうなぎのぼりです。
まとめ
というわけで今回は「中国語学習に向いている人3つのパターン」でした。
これらのうちのひとつでも当てはまる人は、かなり中国語学習に向いているのではないかと思います。
ちなみに全くのゼロから中国語を始めたい人向けの勉強法は下記にまとめたので興味のある方はぜひ。宣伝でした。
⇒中国語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書と勉強法をまとめてみた
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